てっちゃん。

 

勝った時の喜び方も半端じゃない。

 

飛び跳ねて、次の対戦に行かないのだ。

 

勝ったのがうれしくて、ずーっと、その場で飛び跳ねているのだ。

 

本当にうれしそうなのだ。

 

しばしば、にこやかに、その風景を見ているが、ほっておくと、試合が始まらないのだ。

 

 

だから、近くにいる奴が、てっちゃんに促す。

 

「てっちゃん、次の勝負だよ。勝負。勝負。」

 

と声をかけるとてっちゃんは、我に返り、

 

気が付いて

 

サーブの構えに入る。

 

(つづく)