いつもありがとうございます
健康コンサルタントのサルちゃんです。
今日は最近気になっていることについて書きたいと思います。
それは・・・
5本指くつした(ノ゚ο゚)ノ
実際に、現場でお客さんを診ていると
5本指靴下を履いていて
膝や腰の痛みを訴えるお客さんがとにかく多い
もちろん、症状にはいろいろな原因があるので
一概に、5本指くつしただけが原因だとは言えないのですが
それにしても
「5本指くつしたは身体に良い」と思って履いている人が
とても多いです。
天然繊維で出来た5本指くつしたは
「冷え性の改善」 や 「水虫の予防」 などには
一定以上の効果があると思いますが
「運動機能の改善」や「気の流れ」、「関節の稼動域」という
視点で見ると逆効果のことが多いように感じています。
僕自身は5本指くつしたを履くと、とても疲れやすくなるし
関節が硬くなります。
5本指のくつしたは芸能人やスポーツ選手が火付け役となり
ブームのように日本中に広がり
「身体に良い!」「疲れにくい!」 と
いうイメージを持っている方が多いですが
それは一番最初に履いたときの
スッキリ感や踏み込みのし易さという感覚が脳に残り
身体に良いと思い込むことによって
プラセボのように「なんとなく楽」 と
はいている方が多いように感じています。
以前に書きましたが
そもそも手の指は広がるのに、足の指はあまり広がりません。
足指の5本を独立して動かすことが機能的にも優れているならば
進化の過程でもっと独立して動かせるように発達していると思うし
指先や指の間は東洋医学では気の流れを循環させる大切なポイントなので
そこを遮断してしまうことは、やっぱりマイナスが大きいと思います。
5本指くつしたをはいて、動きやすいと思っている人は
身体を筋肉に頼った動かし方をしている人が多く
そういう人の場合は、5本指くつしたをはくことで
一時的には歩きやすい、動きやすいという感覚を得ることが出来ます。
でも、身体というのは
物質的な筋肉だけで維持しているのでは無く
頭部の重みをしっかり下に抜くことが出来る理想的な姿勢や骨格
そして
気がしっかりと流れていくことで筋肉も本来のパフォーマンスを
発揮することが出来ます。
有名な写真ですが、こんな写真があります。
(300キロの米俵を背負う女性)
これこそ、筋力だけでなく理想的な骨格や姿勢
気の流れがあるからこそ実現できるものだと思います。
なので、僕の個人的な意見としては
5本指くつしたは関節の稼動域を狭めたり
気の流れを弱めたりすることが多いので
結果的に、筋肉に頼った体の使い方を助長し
一時的には動きやすいように感じても
長期的にはケガや膝や腰の痛みの原因の一部になると思っています。
こればかりは賛否両論、いろいろな意見や説があるので
何が正しいかは難しいですが、個人的な意見を書かせて頂きました
5本指くつしたをはいていて
「なんとなく疲れやすい」
「膝や腰が痛い」
という方は、試しに 足袋くつした を
はいてみるのも良いかも知れませんよ
今日も最後まで読んでくれてありがとう。
健康コンサルタント 猿田 友