３か月であなただからできるオリジナルコミュニティを
持つ方法をお伝えする、“共育者”、CREVA代表・藁谷（わらがい）です
『若手実業家“エヴァンジェリスト”の教え』 Ｎｏ９
※アメリカではどこへ行くときも車。道は広いから運転も簡単そう！
どうでもよいことを決めるときは「どちらでも良い」と
思ってしまうことが多い私でしたが、何か大切なことがあると
即断即決する自分がいました。
ダスティンの誘いにすぐに「Yes」と言い、
何があるのか分からないままニューヨークに
行くことを決めてしまいました。
「ところで、ニューヨークでは何をするの？」
「ニューヨークでクリスマス、毎年恒例の“事件”を起こすのさ」
「事件？」
私の頭の中にクエスチョンマークが浮かびながら
彼の目をジッと見つめました。
「そう。事件。クリスマスが近づいてきたら、
毎年仲間と一緒に何か事件を起こしているんだ。
事件と言っても悪いことではないよ。人々を喜ばす事件！」
「そんなことをしているんだ！」
人を喜ばすことは好きでしたが、そうやって
何か起こすという発想がなかったので、新鮮な気持ちになりました。
「今年はどんな事件を起こすの？」
「みんなでサンタになって、ニューヨークの家庭を周り、
子供たちにプレゼントを配るという事件を考えていてね。
そのプロジェクトリーダーをマサキに任せようと思って！
人手が足りないから、100人集めてニューヨークに行くよ！」
壮大な事件に感動すると同時に、胸がドキドキしてきました。
「それはすごいね！多くの子供に喜ばれる最高の企画だね！
できるかどうか分からないけど・・・」
と言いかけた時、
「できるからやるのではなく、やるからできる。
それがリーダーの発想だよ！笑」
と満面の笑みでダスティンが言いました。
その通りだなと納得しつつ、
「やるよ！100人集めるよ！！！」
私は力強くそう言いました。
さぁ、100人をどう集めるかを考えないといけません。
今回パーティに10人呼んだのとは訳が違います。
そして、ニューヨークまで一緒に行ってもらうという
時間的な拘束も出てきてしまいます。
翌日の日曜日、早速前回の反省を活かし、
エンジェルを呼びだして相談をすることにしました。
「100人・・・。かなりの人数ね。
10人誘える人を10人見つけるほうが早いかもね。」
「確かにそれはそうかもしれない。
それは丁度自分も考えていたところだったんだ。」
「昨日来てくれたメンバーにもお願いしてみたら？」
「そうだね。お願いしてみるよ！あとは寮の1部屋ずつ
片っ端から声をかけていけば5人に1人くらいは
来てくれるのではないかな！クレイジージャパニーズ
攻撃で巻き込んでいくよ！！」
まだ時間もあることだし、動くことがやっぱり大事、
と自分に言い聞かせて、1週間動いてみました。
300人くらいには声をかけたでしょうか。
先日パーティに来てくれた人は私に興味を持ってくれた
メンバーなだけに数人はOKしてくれました。
ただ、OKしてくれた人が周りに声をかけてくれると言っても、
それほど期待はできない印象でした。
そして、寮を周って声をかけた人の反応はほとんどなく、
1週間でたったの8人という結果に終わってしまいました。
5人に1人どころか10人に一人もOKはしてくれません。
もう12月に入っています。準備なども考えると今週に
集めきらないといけません。時間があっという間に過ぎていき、
焦りが襲い始めています。
再びエンジェルに相談することにしました。
「マサキに興味を持ってもらうだけでは弱いわよね。
近所のパーティに行くのとは違うからね・・・。
行きたくなるような“ワクワクする要素”が伝わらないと
難しいのではないかしら。何かプラスαが必要な気がするわ・・・」
「プラスαかぁ・・・」
確かにその通りかもしれません。
ワクワクする要素を伝えきれていなかったと反省しました。
一体何があればワクワクしてくれるでしょう？
そして、何を以て「行きたい」と思ってくれるでしょう？
・・・続く
※写真はセントラルパークから撮ったもの。ニューヨークは好きな街。
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