1ヶ月くらい前、マッチングアプリとやらを始めた。
正確に言うと初めてでは無い。大学在学中も酔っ払ってインストールして数日やって賢者タイムになって冷静になって消して、また酔っ払ってインストールして数日やって賢者タイムになって冷静になって消して。
そういうサイクルを繰り返し、ちゃんとはやってない。女の子とマッチして会ったこともなかった。
でも今回は訳が違った。ちゃんとアプリをやっている先輩と、友達に勧められ、ちゃんと4000円課金して始めた。(今までは無料のアプリ)
先輩と友達にいい感じの写真を選んでもらい、自己紹介文も気合いを入れて書いた。するとまぁまぁマッチし、向こうからの連絡も何件かあった。
その中でいいなって思う人もいて、楽しく会話をしていた。同じ漫画が好きで、感じ方も似ていて、ここまで話が合う人は冗談抜きにして初めてで、嬉しかった。ちょっと惹かれていた自分もいた。
そして昨日、会おうって話になった。ボクは17時15分まで仕事だったんで、その後ご飯でも食べに行こうということであった。その子とは話してて楽しいし、感性も似てて面白いけど、なぜか会いたいとは思わなかった。
自分をさらけ出し、感じ方、考え方、失敗したエピソードとか全部赤裸々に話して自ら自分の中に招き入れているのにその先に入ろうとするとそのドアを閉じてしまう。土足で踏み入られるのが嫌で、あんなに楽しく話し、感性が似てると思っても「お前に俺の何がわかるってんだ」と考えてしまう自分がいる。
ボクは昨日、体調が悪いと嘘をつき、Xで体温計の写真を探して送り、1人で街へ飲みに行った。
そしてアプリを解約した。
なぜこうなるのだろう。と考えた時、中学時代が頭に浮かんだ。好きな子がいてその子から告白をされた。その他8人くらいの女の子に告白をされ、嬉しかったが、家では母親に「男と遊んだ方が楽しいよ。女の子と遊ぶのはちょっと、、、」とか告白されたと正直に言った時も「気持ち悪い」と言われたり、学校では「デートDV」や「未成年の交際からの妊娠」など恋愛がマイナスなものであると教えられてきた。別に母と先生が嫌いな訳じゃない。でもそこから自分も恋愛について奥手になったというか、何かと理由をつけて女の子を嫌いになるように自分の気持ちを否定し続けていた。
告白してきた8人は全員お断りをした。
「人のせいにするな」「自分で決めるもんだろ」
そんな言葉が聞こえてくる。今のボクもその声と同感だ。母が悪いわけでも先生が悪い訳でもない。でもその恋愛へのマイナスイメージが23歳になった今でも深層心理として植え付けられているのは確かなのである。
だから性別なんていらないと考えてしまう。性別があるから人を好きになり、セックスをしたいと思うようになる。なければ女の子でも友達として楽しく会話ができる。
あってご飯を食べに行く。これだけでも男女だと深い意味になる。だからボクは嫌だ。ただ話が合う人とただ面白楽しく会話がしたいだけなのに男女ってだけで縛られてしまう。
でもおちんちんは勃ってしまう。毎日オナニーをしてしまう。性欲からは逃れられないように神様に作られた。性別なんていらないと思っていても街で見かけるカップルが羨ましく思ってしまう。
本能には抗えない。
これからボクが本当の意味で人のことを好きになることはあるのだろうか。