東北地方大震災以来の脱力感や罪悪感、喪失感や自己嫌悪を日常生活から切り離して、元気で明るく毎日を過ごす方法 -3ページ目

【第2回】あなたに必要なのは、輸血?造血?それとも?【やる気スイッチの作り方】

こんにちは。今日もおいでいただいてありがとうございます。

NPO団体「善意でつなぐボランティアネットワーク」

代表の金倉です。


首相が交代して新内閣が発足しても、

もはやそれだけでどうにかなるものではない感が

蔓延しつくしている今日この頃ですが、


民主主義の究極の姿って言うのは、


ありとあらゆる公共機関が、

国民のためのサービス業として機能している事


なんですけれどねぇ。(・_・;)


まぁ、今に始まった事じゃありませんが、

一向にそのような方向へ進む気配は見られません。


ライトノベルではありますが、「A君(17)の戦争」での

小野寺総帥統治下の“魔王領”がちょうどそんな感じの

統治が行われつつありました。


9巻が出てからもう5年以上になるんだけれど、

果たして完結するんだろうか?あれ。


それはともかく、


【第1回】の

「やる気がおきない、元気が出ない」は燃料切れ警告なんです

から続く、NLP式【やる気スイッチの作り方】 の第2回です。


前回では、タイトルの通り元気が出なかったり

やる気が起きなかったりする状態を
「燃料切れ警告」と表現しました。


ですが、


より正確に表現するなら、

燃料どころかオイルも冷却水もダダ漏れ

と言うべきでしょう。


何の処置もしないままで動かし続けたら、

オーバーヒートしたりエンジンが焼きついてしまったり、

致命的な事態に発展する事は間違いありません。


人の体にたとえるなら、


大怪我をしているのに、手当てもしないまま

気合と根性だけで乗り切ろうとしているようなものです。


もしあなたが、大きな出血を伴う怪我をしたらどうしますか?


大急ぎで輸血しますか?

それとも、あわてて造血肝細胞移植とかします?


いいえ、


輸血や造血を試みる前に、

真っ先にやらなければならない事がありますね?


そうです、止血です。


東北地方大震災の、津波で街が流されていく様子や

原子炉建屋が爆発して噴煙を上げている様子など

さまざまなショッキングな映像を何回も何回も見せられて、


元気が出なくなりやる気が起きなくなってしまったあなたは、

セルフイメージに大きな傷を負ってしまったのです。


セルフイメージに傷がついて、

穴が開いたままでは、そこの穴から

どんどんエネルギーが漏れて行ってしまいます。


何のエネルギーでしょう?


それは、

感情のエネルギーです。


多くの人が思い違いをしていますが、

人間と言う生き物は、まず最初に感情で行動を起こします。

その後で、理屈をこね合わせて正当化をするんです。


セルフイメージに穴が開いたままでは、行動を起こすのに

必要なだけの感情のエネルギーを蓄える事ができません。


大怪我をした野生動物が、じっと横たわって自然治癒を

待つように、セルフイメージに傷を負った人は、
積極的な行動を起こせなくなってしまうのです。


セルフイメージに負ってしまった傷をふさいで、

これ以上感情のエネルギーが漏れ出さないようにする事。


まずは、それが第1です。


■止血・造血・そして輸血


なぜセルフイメージの止血をする必要があるのか?

それについては、上記で触れたとおりです。


そのまま放置していたら、感情エネルギーが漏れ出した

ままになり、積極的な行動が起こせなくなって

しまいますから、早急な対策が必要です。


まず最初に、


被災地の悲惨な映像の影響を受けてしまったことを

認めて受け入れましょう。受け入れて認めてしまえば

短時間で次のステップに入れるようになります。


これが“止血”です。


つづいて、やる気が起きなくなってしまう

きっかけになったイメージを、過去の楽しかった時の

イメージと入れ替えます。


前回 少し触れたように、


人間の脳は、今実際に経験している事と、思い出している事や

想像したり空想したりしている事の区別がつきません。


ですから、


現地で被災したのではなくても、震災や津波の悲惨な映像を

見せられれば見せられるほどあなたの中で

ネガティブでマイナスなイメージが大きくなっていきますし、


例えば子供の頃夢中になって遊んだり、

何かでほめられてうれしかった事を思い出すたびに

ポジディブでプラスで行動的な感情が高まっていくのです。


あなた自身の内面で、見えない壁となっているものを、

過去の楽しくてうれしかった思い出と入れ替えてしまいます。


これが“造血”にあたります。

もしあなたが、これまでの人生の中で

うれしくて楽しい思い出を充分に持っているなら、

造血までで事足ります。


あとは、


いつでも瞬時にエネルギーを呼び出せるように

特定の動作とエネルギー源となる思い出とを結びつける

“アンカーリング”でスイッチを作るだけです。


それだけなんですが、


もしあなたが、

エネルギーの元になるような

楽しくてうれしい経験を何一つ思い出せないようなら、


ワクワクどきどきするようなイメージを

どこかから借りてこなくてはなりません。

これが、“輸血”に相当します。


“止血”と“造血”にあたる、

「感じ方を変える」ための具体的な方法は、

以下の4つのステップになります。


■感じ方を変えて、行動力を取り戻そう。

ステップ1.やる気が起こらない事を受け入れる。

そのときに見えるもの、聞こえる音や声をイメージしましょう。


ステップ2.ためらわずに実行できる事を考える。

とても良い気分になれることを再現しましょう。子供の頃、

ゲームか何かに夢中になって、げらげら笑った事でもよいのです。


ステップ3.良い気分にどっぷりと浸かる 。

やる気を起きなくする声を、

「簡単だよ」「やり始めると楽しいよ」など、

やる気のおきる言葉の調子に置き換えましょう。


ステップ4.

良い気分で、やるべきことを楽しんでやっているイメージをする。


仕事や勉強や家事や、そのほかやらなければならない事を、

ためらわずに始めて、さっさと終わらせて、

誇らしく感じた状態を生々しくイメージしましょう。


感じ方、というのは、要するにあなたの頭の中の事ですから、

実は、あなた次第でどうにでもできることなんです。


あなたの脳は、

理解ではなく、繰り返し経験を積む事で学習します。


面白くて楽しくてうれしかった事を思い出す事を、

繰り返せば繰り返すほど脳のシナプスが太く強くなって、

いつでも必要なときに、


瞬時に良い気分を呼び出す事ができるようになります。


もしあなたに、ワクワクどきどきした事の思い出があるようなら、

そのうちと言わずに今すぐはじめてみましょう。


仕事なんて言うものは、

25分集中してやって、5分の休憩を入れるくらいのほうが

能率が上がるのです。


仕事の合間に、あるいは次の休憩時間に、

少しの間目をつぶって、楽しかった思い出を探してみましょう。


何回も探しているうちに、

見つけるまでの時間が短くてすむようになってきます。

慣れてくるんですね。


楽しかった思い出を見つけたら、あなたの中のモヤモヤとした

不機嫌の元になるようなイメージと取り替えてしまいましょう。


“止血”と“造血”に相当する、

「感じ方を変える」と言うお話はここまでです。


特定の動作に結び付けて呼び出す“アンカーリング”や

エネルギーの源になるものを他から借りてくる

“輸血”に相当するやり方は、次回にお話します。


ぜひ、このページを開いているうちに、

ワクワクどきどきした思い出を探してみてください。


「後で」


なんて言っていると、絶対にやらずに済ませてしまい、

後でとってもつまらない事になりますよ。

今、この場でやってみる事がスタートです。


長文ご覧頂いて、ありがとうございました。


ペタしてね



追伸


じつは、楽しい思い出が何一つ思い出せなくても、

エネルギーを搾り出して行動力を作る方法はあるんです。


時間と状況が許せば、4回目でお話します。


続き、

【第3回】元気の出るスイッチはご入用ですか?【やる気スイッチの作り方】