私が岡本太郎を好きなわけ。


この作品をみて改めて分かった。


太郎の作品はすげードキドキするんです。

なんだろう、言葉にできないエネルギーがぶわ~!!!!って押し寄せてくる感じで

いつもドキドキていうか、心臓がバクバクします。


今までいいなと思う作家さんもたくさんいましたが

「ステキだなー」とか癒される感覚のものが多いなか、

こういうせきたてられる気持ちになる作品は私には太郎さんだけです。


また太郎に特別な思いを感じるのは「太陽の塔」からもありまして、

わたくし大阪で生まれたのですが太陽の塔の近くに住んでおりました。

小さい時に越してしまったので大阪での記憶は

あまり覚えてないんだけど

太陽の塔だけは覚えているんです。


先日行って来た現代美術館にて「明日の神話」 岡本太郎作


絵の前に立ってる人の大きさで分かるようにバカデカイです、この作品。

もちろんこの4倍はある大きさです。


まず展示室に入ってその大きさに圧巻でした。

本来メキシコのホテルに飾られる予定だったこの作品はホテルの廃業で

日の目を見ずに行方不明になっていたところを太郎の奥さんの敏子さんが苦労して

探してきたんだそうです。

見つかったところは雨ざらしの郊外の廃屋みたいな場所でした。


この「明日の神話」再生するまでにとても多くの人の努力と時間が費やされていて

まずはその方々に深々と感謝したい作品でした。


「明日の神話」は本品が出来上がるまでの下絵が4つあるそうでそれぞれ

青山のアトリエや川崎の岡本太郎記念館や名古屋の美術館に展示されています。

最初の下絵の段階から彼の構図はまったく変わってないので

彼が初めに筆をとったときから作品に対する姿勢がまっすぐ伝わってくるようでした。



なにより!!


もう何十年も前に作られた作品なのに今見ても斬新で新しい。


私がキューブリック作品が好きなのもそこが共通しています。

物語的には悲惨な話ですが「時計じかけのオレンジ」とか

今見ても音楽もファッションもすべてが新しい、かっこいいのです。


いやー

これは行って正解でした。行くべくして行ったのだ。


ちなみに太郎の奥さんの敏子さんもステキな人です。

ジョンレノンの奥さんのヨーコさんと共通するものを個人的に感じます。

才能のある人には、才能のある人が寄り添うものなんですね。