Sky Ladder その② | ZENオフィシャルブログ「移動芸術善空流」Powered by Ameba

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まず、よく聞かれることなので。。。

 

 

パルクールの大会とは何なのか

 

少し説明を

 

 

 

2017年現在、パルクールの大会は

 

大きく分けて3つのジャンルに分けられます

 

 

□スピードコンペティション

A地点からB地点までのタイムを競う障害物レース

全てのターゲットをタッチするなどのルールの物もある

 

 

□スキルコンペティション

定められた一つの技の飛距離や高さを競う。

ラシェやダブルコング、ウォールランなど

 

 

□スタイルコンペティション

コース内の障害物を自由に使ってパフォーマンスを行い、

ジャッジの審査によって勝敗が決まる。

採点方法は 技の難易度/オリジナリティ/フロウの滑らかさ/着地 など

 

 

 

ジャンルやルール・採点形式は大会によって様々だけど

 

 

現在大会として最も主流なのがスタイルコンペティション。

 

 

 

いくつかのジャンルが同時開催される場合も珍しくなく

 

 

今大会も例外では無い

 

 

 

スピードとスタイルが同時開催されるとのこと

 

 

 

僕が出場するジャンルはスタイルコンプ。

 

 

なのでスピードコンプ用のバケモノ級コースを上から下まで走り降りることは免れた。。。

 

 

 

 

と思っていたら

 

 

 

 

今大会、どうやら全ての選手がスピードとスタイルに出場する必要があるらしい!(しかもスピードが先)

 

 

 

そ、そんなの聞いたことがない。。。

 

 

幅跳びの選手を試合直前に長距離走に出場させるようなもの

 

 

 

 

これはさすがに体があぶない!!

 

 

 

 

ゆっくりゆっくり。。。一段一段踏みしめる思いで降りていくことで無事予選落ちを果たした。

 

 

 

後々聞くと、スタイルに向け、棄権した選手も居たらしい。

 

 

 

いや棄権できるんかーい

 

 

 

 

 

気を取り直して。。。

 

 

 

いよいよ本命のスタイルコンペティション

 

 

 

 

各国の代表選手が猛威を奮う中、

 

 

何と1stランを終えて2位!

 

 

 

 

ただ、僕は経験上わかっていた。

 

 

大会に慣れている各国のトップ選手らは

 

 

ファイナルランで一斉に勝ちに責めてくる!

 

 

 

 

このまま無難に戦って2〜4位になる選択肢など全く無い

 

 

1番以外は全く欲しくない

 

 

 

そして攻めに徹した結果・・・・

 

 

 

 

 

技を決めきれず最終6位でフィニッシュ!!

 

 

悔しいーーーー。 

 

 

 

自分のペースを崩すことなく戦えたのはよかったか。。。

 

 

 

そこまでの大会とは思わず何も作り込んで来なかった自分が憎い。

 

 

 

 

 

今大会で確かに感じたのは

 

 

パルクールの盛り上がりや注目は一部の地域の枠を超えて世界中に広がってる。

 

 

日本も負けてられない!

 

 

世界大会が日本で行われた 2011年 から、

 

 

シンガポールは毎年世界的JAMを行い、中国では世界大会が誕生。

 

 

アジアのパルクール先進国はもはや日本じゃない。

 

 

先に進めないといけない。

 

 

 

 

 

 

 

18歳、当時の自分に今の僕が想像できただろうか。

 

 

プロのパルクールアスリート、全米優勝、この日本大会で出会ったJason率いるTEAM FARANG の一員に。仕事ではドラマや映画にまで出演させて頂き、本まで出版させて貰って。。。

 

 

 

この数年で、自分の中でアスリート人生というものの意識が変わってきてる

 

 

パルクールに対する思いが変わってきてる

 

 

 

日本人が、もっと世界で活躍する必要がある

 

 

自分たちが、持ち帰って独自に発展させる必要がある。

 

 

 

当時の激しく赤々としてた心の灯火は

 

 

より熱く、ブレのない青白い炎へと変わって。。。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、最後にやり残していた上から下までコース降るやつをやって帰った。