人前で緊張する人の多くは「自信がありません」「また失敗するのではないか、と不安でイッパイです」なんてことを仰います。
自信が無い、また失敗しそうで、ドキドキする、朝礼のスピーチの番が回って来たので、わざと遅刻しました、という方にも会いました。
最も驚いたのは、勤務している会社で朝礼のスピーチがあるので、そこでの発表が怖くて、職場を転職したという方にお会いしたことでした。
その転職も一度では無く2回以上と複数回にわたり、ご本人も心底、悩んでいらっしゃいました。
教室に入っていただき、トレーニングを始めました。その中の一つが話法に基づいて話すという練習です。
話法と言うと難しそうですが、簡単なのです。話法は数種類ありますが、朝礼などの短めのスピーチ(1分から3分)に適しているのは何といっても三段話法です。
これは序文、本文、結びの3つのパートから成るので三段話法と呼ばれています。
序文というのは、その次に来る本文の中身を表す表題と言っていいでしょう。例えば「今日は交通事故に気を付けよう、という話をします」と語り始めます。
次に本文です。
「昨日の午後5時半ころ、新宿三丁目の交差点で信号待ちをしていると後ろからドン!という大きな音がしました。
周囲の人たちが『エェッツ!』という驚きの声を出しながら音のした方向を振り向きました。
私も同じように振り向きました。
すると乗用車が軽自動車の後部に追突した衝撃の音でした。幸い、追突された軽自動車の若い女性ドライバーが直ぐ車を降り、また追突した乗用車の40歳前後の男性運転手も『すみません・・・』と言いながら車を降りてきました。 衝突の瞬間は見ませんでしたが、『前方不注意だな』という見物人の声が聞こえてきました。毎日、どこかで起きている交通事故ですが、身近で見聞きすると改めて気を付けないと、と強く思いました」と、ここまでが本文です。最後に結びですが、「今日は交通事故に気を付けようという話をしました」
これでお終いです。
なんだ、そんなの簡単じゃん、と思う方もいるでしょう。でも人前での話に自信が無い方には強調したいのですが、序文をキチンと伝える、次に身近な体験談を1分で話、最後に、何を話したのか、を最後に繰り返す、こうすることで聞く側からすると、立派なスピーチに聞こえるのです。すると朝礼が終わった後に、仲間からお褒めの言葉をいただく可能性が、とっても! 高まるのです。
自信の無い人にとって周囲の励ましの声や褒め言葉は、とても重要です。
周囲の力を借りて自分の自信を育てるために、こうした話法を使って話す、そして褒められる、さらに「これで良いんだな」と確信が芽生えます。
だから話に自信が無い人こそ、話法を最大に活用して話すべきだと私は考えています。
この話法については別の動画も紹介 しますね。
吉本精樹
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