大抵いつでもティータイム
焼き菓子のような香りのする煙草葉をクルクル巻いて
紅茶やお茶やコーヒーにお水に白湯
どれかその時の気分で好きなものを
擦り寄る野良猫を片手でサラサラ撫でながら
何かを考えるふりをして特になんにも考えてない
私にとってはそれで十分すぎる贅沢
これ以上を意地汚く求めるならば、それは餓鬼の沙汰というものよ
とはいえ、なんだか知らないけど色々と日々、他にも贅沢がある
ギターを弾いたり、レコード聴いたり
ノートにペンでなにかを書いたり描いたり
スマートフォンで面白い画像を見てみたり
渇望しているわけじゃない
それでも何かが現れ、そして消えてゆく
それは自然だ
それでいい
何も現れなくなって全てが消え去るならば
全てが寂滅に帰すならば
それこそ私の熱望せしところ
しかしそれもまた取り合わず
御心のままに
なすがままに
あるがままに
いつかどこかのテラスで
一緒にお茶でも飲みましょう
これといって盛り上がることも盛り下がることもせず
穏やかに微笑みながら