毎月開催している社員を対象とした全体勉強会では、冒頭の30分程度時間をもらって、私の体験談や会社の考え、今後の計画などを話すようにしています!


今回、『一杯の重み』について話をしましたが、勉強会の後に社員の皆さんに提出してもらったレポートには『一杯の重み』の話が心に響いたという記載が多かったので、この場でも『一杯の重み』について、話をしたいと思います!


1月17日(火)から全店舗でラーメンの価格を値上げさせて頂きました。

最近の物価高の中、ラーメンの値上げはお客様へ負担を掛けてしまう為、やはり申し訳ない気持ちでいっぱいになります。


円安の影響もあり、飲食だけでなく食料品や光熱費なども高くなり、支出は増える一方ですからね…


ラーメンとサイドメニューをオーダーすると確実に千円を超える食事となってしまいました。

もはやラーメンは庶民の食べ物ではなくなりつつありますね。


皆さんは従食(まかない)で、ラーメンやサイドメニューを割安な従業員価格で食べていることと思います。

飲食企業の中には、従業員特価の無い企業もあります。

最初にこの話を聞いた時は、なんて冷たい会社なんだろうと私は思いました。

よくよく聞くと、スタッフが割引の価格で食べると『料理の価値が分からなくなる』という理由を知り、なるほどと思いました。


確かに我が社のスタッフの皆さんは、【定価】で食べることはないですね。

従食のほかにも、清陽軒をお客様として利用しても割引で食べれますからね。


清陽軒全店舗合わせると、毎日2〜3千人のお客様がご来店されています。


スタッフの皆さんにとっては、多くのお客様の中の一人だと思いますが、お客様にとっては、自分のみがお客様なのです。


一杯のラーメンを心から楽しみにご来店されているのです。


多くの飲食店が値上げしたことにより、間違いなく外食の機会は減っていると思います。

限られた機会から、一番満足感の高いお店を選んでいらっしゃると思います。


皆さんには、『自分が働くお店が価格以上の価値のあるお店であるのか?』と自問自答してもらいたいのです。


ラーメン一杯の価格を意識することも忘れないで下さい!



そして、価格以上のQSCを実践して下さい‼︎


私達が、『一杯の重み』を軽んじたら、あっという間にお客様の足は遠のきます。


お客様から頂いたお代の一部が皆さんのお給料になっていることを忘れないで下さい。


お客様の来店が減れば、シフトに入れなくなることに繋がるのです。


我が社の理念(CREDO)にあるように

『熱いものは熱く』

『冷たいものは冷たく』

を実践し、一秒でも早くお客様のお席にお届けするように努力をして下さい。


ラーメン『一杯の重み』について、朝礼や終礼でも是非皆で話し合いをしてもらいたいと思います!