全国青年税理士連盟のブログ -38ページ目

韓国税務士考試会 総会に参加

皆さん、こんにちは。 会長の片山です。


11月19日(金)に韓国ソウル市内のホテルにて、韓国税務士考試会の総会が開催されました。全国青年税理士連盟からは、私の他に池田法対策部長、東本国際部長、小林組織部長、水野総務部長、櫻井全国大会実行委員長の計6名が招待されました。


午後5時より、厳粛な雰囲気の中、総会が始まりました。来賓としては、私の他に韓国税務士会会長や国会議員など日本で言うところの日税連会長や単位会会長、女税会長などが招待されていました。


金相哲(キム・サンチョル)会長の挨拶の後、来賓祝辞となり、3人目にご挨拶させていただきました。今回の総会での私のChallenge!は、挨拶をALL韓国語で話そうということでした。挨拶原稿を東本国際部長に韓国語訳(正確にはカタカナ韓国語訳)してもらい、中部国際空港から仁川空港までの機内で、必死に練習しました。私の慣れない韓国語挨拶を、会場の皆さんは温かく見守って聞いていただきました。李信愛さん曰く、8割以上はわかったそうなので、皆さんには私の言いたいことは伝わったみたいです。


その後、なごやかな雰囲気の中、日韓の交流が図れました。ちょっと蛇足ですが、韓国税務士考試会の総会のために、韓国税務士会会長(日本でいう日税連会長)がご祝儀を出されていました。その額なんと、2000万ウォン。日本円にして約160万円!びっくりですね。


李さんと話していて、気づいた点が一つあります。韓国は税務士の数が約6300名。そのうち韓国税務士考試会に入会している会員数が約2400名。組織率、実に約40%。この組織率が考試会の強みだと言っておられました。確かにその通りだと思います。組織率の重要さを改めて認識しました。


懇親会終了後、2次会3次会と夜遅くまでおもてなしをしていただきました。本当にいつも歓待していただいています。2次会で、韓国税務士考試会総会初参加の水野君と小林君は、韓国式の洗礼を思いっきり浴びていました。その様子は、ここには書けませんので、ご本人から直接聞いてください。


韓国を訪問する前日に、政府税制調査会は「納税者権利憲章」の制定を法律上義務付けるという方針を決めました。これからが正念場です。両国の税理士制度、租税制度の発展のために、今後も日韓の交流を続け、お互い切磋琢磨しながら、より良い関係を築いていきたいと、改めて感じた韓国訪問でした。

秋季シンポジウム開催

おはようございます、会長の片山です。


昨日11月14日(日)に、埼玉県川口駅前市民ホ-ル フレンディアにて、

「全青税秋季シンポジウム in SAITAMA」が、盛大に開催されました。


今年のシンポジウムのテ-マは、「税制におけるunfair」です。

各単位青税が、税制のunfairをさまざまな角度から検証し、

約半年にわたる研究成果を発表していただきました。

パネルディスカッション方式や寸劇、替え歌、また素人とは思えない映像などを駆使し、

趣向を凝らした発表がされ、どの単位青税も甲乙つけ難いすばらしい発表でした。


懇親会では、オペラ歌手の透き通るような歌声とプロミュ-ジシャンによる演奏があり

大いに盛り上がりました。

後半には、来年平成23年8月6日の全国大会神戸大会PR、

そして平成23年11月13日の秋季シンポジウム名古屋のPRが行われました。

ともに是非多くの方にご参加いただきたいと思います。


1年以上にわたる準備設営を行っていただいた埼玉青税の皆さん、

本当にお疲れ様でした。すばらしい秋季シンポジウムでした!


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「欠損金の繰越控除の制限」に反対する意見書

おはようございます。 会長の片山です。


本日、「欠損金の繰越控除の制限」に反対する意見書を、内閣府税制調査会と税調関係の国会議員へ送ります。


新聞紙上でも騒がれていますが、法人税率の引き下げの税収減を補うために、欠損金の繰越控除に制限を設けるという案が浮上しています。法人の担税力を考えれば、ありえない改正です。そもそも繰越控除に7年という控除期間を設けていること自体問題があるのに、さらに控除に制限を加えるとは、税収のつじつまあわせとしか考えられません。これは税理士会一体となって阻止すべきです。


今週末に民主党国会議員の勉強会に参加します。その時にも是非訴えてきたいと思います。