星守りのスラム、公演終了しました!

こんばんわ、ぜんちゃんです。



三鷹の武蔵野芸能劇場で公演させていただきましたAsiaxeed『星守りのスラム』22人のキャスト、関わってくださったスタッフさんも含め、誰一人欠けることなく走りきることができました。

こんなシーズン、完走できたことが根本的に奇跡なんですよね。


今まで普通だったことができなくなって1年以上経ち、わたしはこの公演の出演を去年の2月からずっと待ってました。

その間に出演はなくて、ヲタクしたり鍛えたり、本を読んだりしながら空想力、創造力、妄想力、そして体力をガツガツ養ってました。



今回、延期公演をやるにあたり、前回とはキャストが半分くらい変わって、会えなかった人もたくさん居ました。

逆に久しぶりに翔平に会えた、それがほんとにラッキーだったな。

変わらず声をかけてくださった脚本の速巳さんにも大感謝です、ありがとうございます!


さて、まずはスラムの話を。


このお話のベースにはフィリピンマニラに実在した(閉鎖された今でも正直人が生活している)本当のスラム『スモーキーマウンテン』という、漁村を埋め立てて作られたゴミ山が舞台として存在します。


死ぬほど調べたし、行けないからGoogleアースで散歩しました。



頭の上までの高さにゴミが積まれた世界。

でもそこには普通に人の生活が、子どもたちの遊びがあるんです。

日本で普通にエンタメの芝居してたら絶対に知ることがなかった世界、星守りのスラムのお話自体が空想のようで現実でもあるんです。

バスーラは存在しました、これはまぎれもない現実です。



人身売買や誘拐、自分自身が誰の子どもか分からないなんてこともざらにある。

衛生環境の悪さで寿命が短い。

でも、バスーラ同様に人々は底抜けに明るくてなんなら幸せそうな笑顔で笑う。

それがスラム街、舞台となったバスーラのモデル地です。



そうなんです。

そこに幸せはあるんです、生活があるんです、命燃やして生きているんです。

それが今回の最大のテーマなような気がします。


生きてる間の輝きは死んでしまっても変わらない、星になるのだから。

死は悲しいことじゃない、一時別れるだけだから。

その思想は20歳の時友人を亡くしたわたしと同じ感覚でした。



バスーラのみんなは底抜けに明るくて可愛くて、わたしはなんであそこにいられなかったんだろうって、台本を声に出して読んだときの最初の感想でした。

ハオと戦える男たちはみんな殺された、その殺した側にわたしは居ました。

みんなは女だから生き残った、わたしは生きてるけど違う。

ならばどうするべきか、またたくさん考えることが始まりました。



去年一月中旬にロングラン公演を行ったAct!以来の出演、それ以上ぶりの大きなステージ。

わたしにできることはなんでもしよう、フルスロットルで立ち向かいました。



そんなこんなで星守りロスを回避するべくしこたまあげていこうと思います。

お時間ありましたら追ってみてください(σ≧▽≦)σ




☆ZEN☆