初、鹿殺し!
観てきました、ゼンです。
先日劇団鹿殺しさんの『電車は血で走る』を観て参りました。
ひっさしぶりの椙山さと美ちゃん、やはり凄まじいパワーでした。
彼女の言葉のお陰で変われた私に、またさらにパワーをくれました、大感謝。
ある男の子みたいな女の子(でもアダ名は鉄男、なんでかしらね)を友だちのお父さん(つまりおじさん)が何故か各駅停車の電車でお迎えに来るところから始まります。
生演奏に生歌、舞台上でハンドマイクでガチ歌唱、結構ビックリなスタート。
とある工場の主(ある人には親方、ある人には父、ある人には伯父さん)が梯から落ちて死んだ、その葬式の最中、息子たちがド派手なSHOWを開催!
すでに話がぶっとんでるけど、あれ?とここですでになってしまいました。
お父さんが迎えに来て電車に乗ったあの子は死んでる?
気づいた歌劇団のメンバーたちは驚きます、少女と対等に話す姿がその時点で不思議でならなくて、目が離せません。
追えば追うほど不思議な空間、でもあらすじのところには『ほんのちょっとフィクションですが、実録のようなものです』なんて書いてあったから余計こんがらがる!
舞台上では頭から終わりまでほんとにド派手、目まぐるしくお話は展開されていきます。
辛かったのは最後の最後、彼女が死んでしまった理由、そしてなぜ魂が何年もたった今彼らの前に現れたのか、要は全ての布石をごっそり回収するラストは涙涙でした。
あんなド派手でパワーの強いものを観てしまったら、次の芝居になんかきっと影響が出てしまう、なんかそんなすごいものをもらいました。
鹿殺し、名高いだけありました、初見でこんだけ持ってかれちゃうんだもの。
すごかった。
このお話の五年後を描いたのがもうひとつの作品、『無休電車』なんです、そっちもむっちゃ観たかった!
みればよかった、なんてすごい後悔してるのは私。
んもぅ!
☆ZEN☆