豪雨のあと 束の間、虹の橋
 最近の坊ちゃんの困りごとは,外を歩くとき「手をつなぐ」を拒否することです。以前はちゃんとおててを繋ぎ、時折こちらを見上げてニコッとしたりしていました。それが2歳1ヵ月を過ぎたあたりから急速に「のん!(いや)」と言ってこちらの手を振りほどき,あっちふらふら,こっちふらふらで危なくてしょうがないです・・。以前より歩けるようになって,自由に行きたいとこへ行きたいんだろう、と夫婦で話し合い,なるべく好きなようにさせつつも車や自転車が来るところはちゃんと手を繋ぐ、にしていたのですが,最近はそれすら難しく。無理に手を取ると涙をボロボロこぼしながら「ビィヤァアアアアアアアアアムキームキームキーえーんえーんえーん!!」と泣き出し路上に崩れ落ちるので,周囲の視線でかあちゃんハリセンボン状態です。のどかな地域なので、泣き声にわざわざ車停めて窓開けて観てくるおばさまとか…。遂にうちにも来たか、手つなぎ問題!て感じです。発達あるあるなんでしょうか…。車や自転車が危ないよ、と目を見てゆっくり話しかけても、涙目でキッとこちらを睨みつけ『僕の自由は何者にも奪わせない!ぐすん』みたいな顔をするんですよ。君の命を奪われないためにこっちはゆうとんのじゃ!
 先だってはあまりに酷くて,問答無用で抱き上げて帰ってきた後,辛くてつらくてトイレに閉じこもりました(かあちゃんが)。坊ちゃんがワンワン泣いて「まま、ないない!まま、ないない!えーん」って叫んでたけど,今顔を合わせると怒鳴りつけてしまいそうで。便座に座ってじっと『ロダンの考える人』していました。30分後,トイレから出ると坊ちゃんに麦茶を出し(怒り声と共に投げ捨てられました),夕食の支度。2時間後に相方さんが帰宅するまで,坊ちゃんと目も合わせず,声もかけず。そのせいか、食卓について黙々と箸を動かしていると,坊ちゃんがじーっとこっちを見ているのを何度か感じました。かあちゃんにそんな風に無視されるの,人生史上初だったでしょうから。結局,その後はかあちゃんが疲れ果てて倒れたのに寄り添うようにして離れず(相方さん談),お風呂も入らずに寝てしまいましたたさ。

 きっと明日もお迎えにいったら、最初は輝くような笑顔で「ままー!チュー」と迎えてくれて,園を出たらふらふらクルクル歩こうとして追いつ追われつし,最後はかあちゃんに抱えあげられて膨れっ面で帰宅するんでしょう。

やれやれだぜ。