坊ちゃんが最近お気に入りの絵本「はっぱのいえさがし」。せっかくなのでよく似た葉を探してきました。ページの中の挿絵に重ねておいたので,本の中からひらりと現れた本物の「はっぱ」に坊ちゃんも「おぅ!」と反応。片手にもったまま絵本を読んでいました。
並木道を歩くとき,公園で遊ぶとき,思い出してくれるといいな。

発語が出るまでテレビは基本見せないことにした我が家ですが,稀に坊ちゃんが不在の時など,大人だけでこっそり見ていることがあります。
最近,かあちゃんがハマったのがアメリカのオーディション番組「アメリカン・ゴッズ・タレント(AGT)」!だいぶ前に『奇跡の歌声』と賞されたスーザン・ボイルさんのニュースで日本でも紹介されていたと思います。
 2019年、同番組で優勝したコーディ・リーさんは自閉症(音楽系のサヴァン症候群)で全盲という方で,本当に素敵な歌声とピアノ演奏でした。思わずYoutubeを検索しまくって彼の歌を聞きまくるくらいに照れ。そして印象的だったのが彼のお母さんの「子育てで大事なのは『今・この瞬間』よ」英語力無いので表現等がちがうかもですが・・)という言葉でした。その他にも65歳のすんごくカッコいいおじいちゃん、ロバート・フィンリーさんがノリノリで歌う自作ソング「逃がすんじゃねえ」とか,天国の親友を思ってラビリンスの『ジェラス』を熱唱する青年とか,1人スターウォーズとかインドのダンスチームとか・・・見てるだけでこちらが元気をもらえる人が次々出てくるので,つい繰り返し見たくなっちゃう。ボロボロ涙も出てきたりする。台所仕事をしてる時も坊ちゃんをおんぶ紐でコアラしながら,覚えたメロディを口ずさんでスイングしちゃったりしています。
解ってはいるんです,サヴァン症候群は稀なものだし,それとは別に才能があるんだし、この番組だって全員が認められる訳じゃない。坊ちゃんに「こうなってほしい」と思うわけでもありません。
ただ,一生懸命頑張っても報われないことが多い中で,その人の頑張りが何某かの笑顔に繋がっていくのって,単純に見てて気持ちがいいというか。他人のことでも「よかったよかった!」と思える自分が,少しだけ,嬉しいというか。
「羨ましい」「妬ましい」「うちの子にはそんな特技無い」「定型発達の兄弟だっているんでしょう?いいな・・・」という気持ちだってしっかりあるけど,自分にそういうイタイ気持ちがあることも,また自然なことだと思っています。私は自分に誰より甘いのでニヤニヤ。後は外国の番組,というのもあるんでしょうね。これが日本の番組で同じような人を見たら,自分達の生活やなんやかやと引き比べて「羨ましい」と感じる気持ちのほうが勝ってしまうかもしれない。
羨ましく思いつつも,それでも,心から良かったね!と思えること。
じーんとして涙が出ちゃうこと。
テレビ画面の向こうへ,思わず拍手をしてしまうこと。

そういう自分に少しだけほっとする,本日のかあちゃんです。