発達検査の時にお勧めされた豆椅子とセットのデスクを導入。ご飯を食べる時は大人のちゃぶ台とくっつけて,時々は絵本を読んだりするのに使っています。椅子を後ろに引いてあげると,自分で座ってくれるようになりました。

後ろにぴょこんと突きだすおしりがチュー

 最近自己主張が激しくなってきた坊ちゃん。保育園から帰ると夕飯前にごく軽いおやつを食べ,絵本を2~3冊読み聞かせしないとベビー柵にしがみついて叫び、料理中のかあちゃんをなじり倒しますムキー。コブシのぎゅっと効いたシャウト,この声がけっこう,くる。神経をやすりで削られるみたいで,集中が阻害されること甚だしいです。お腹すいてるだろうからと必死こいて作業してるのですが,坊ちゃん的にはそんなことより一緒に遊ぼうよ!なんですね。不器用なもので、冷凍ストックをフル活用しても10分で完成みたいなことは中々できなくて…滝汗。最近,大人の夕飯は前日の深夜に仕込みをして,翌日は盛り付けだけにするようにしています。でも,眠ってしまって夜なべキッチンできないと,2口コンロが火を噴く勢いで大人用・こども用を料理するしかないんですよねー。11キロになった坊ちゃんは中々重たくて,できればおんぶしないで作業したい。でもどうしても泣くときはコアラになって包丁を握ってるんですが・・・えーん

 その日は相方さんのリクエストで,カレーうどんの予定でした。お土産で頂いたきしめんの2倍以上ある「幅広うどん」。ゆでるときは1枚ずつお湯に投じてくっつかないようにするのがコツ!と言われたのですが・・3人前(大人2人で食べる)を1本ずつゆでる・・・だと?小さいお鍋に坊ちゃんの和風豆腐カレー,大きなお鍋に大人のカレーうどんスープ,パスタ鍋で・・・コンロが、コンロが足りなぁい笑い泣き!カレーを作るのは順にやればいいけど,ベストタイミングで『温めなおす』と『茹でる』をやるのが大変。副菜は電子レンジに奮闘してもらいつつ,かあちゃんも必死でした。そして,そのタイミングで坊ちゃんのシャウトが始まってしまったのです。


 つまみ食いのカボチャを差し出しても,顔を真っ赤にして首を振り,涙を浮かべてシャウトする坊ちゃんムキー。抱きしめたり,抱き上げてお鍋を見せると,その時だけ「うー♪」と嬉しそうですが,降ろすと即シャウトですムキームキー


超ソウルフル。

かあちゃんの脳も鼓膜も共鳴してびりびり震えます。

 そして,気持ちがぐわっと高まったとき「あ、怒鳴りそう」と思いました。
包丁片手に,カレーの匂いがいっぱいの台所で。坊ちゃんを怒鳴る。
それは,したくない。いま「あ」と思えたなら,止めたい。

 結論として,かあちゃん,跳びはねました(咄嗟に包丁はまな板に戻した)。数年前,同僚に誘われて初めて行ったビジュアル系バンドのライブで「とーべ!!」の掛け声で会場中が跳びはねた,あの時みたいに。ヘッドバンキング?ていうんですかね,両足で床を蹴って,無言で上体をブンブン。隣はお引越しされて空き室だし,階下は無人の倉庫部屋。
踵が痛くなるくらい,床を踏み鳴らしてました。

 実際は2、3回程度だと思うのですが,跳びあがるのを止めると,坊ちゃんがポカンとしてました(そりゃそうだ)。


「びっくりさせてごめん。でもかあちゃんも君に叫ばれると凄く辛いんだ」
「もうちょっとだけ,もうちょっとだけ,待ってておくれでないかい?」


抱き上げて顔を覗き込み、なるべく穏やかに言ってみました。彼はうつむき加減にこちらの首に手をまわし,じっとカレー鍋を見つめていました…。

 その時は何かを回避できたように感じたのですが,こうやって書いてみると怒鳴ったのとあんまり変わりはなかったかもしれませんゲローゲローゲロー
とりあえず,次はトイレに駆け込んで便器に向かって歌でも歌います。


幅広うどんは,相方さんも夕方いる時だけにしてもらおう・・・チーン