家事の合間に溜まっていた録画をチョロっと見たときのことです。『僕のヒーローアカデミア(以下ヒロアカ)』というアニメがありまして、主人公とクラスメート達が文化祭の出し物に一生懸命取り組む、という回でした。いつもどおり楽しく観ていたのですが、登場人物の女の子が親との進路をめぐるやり取りを思い出すシーンで…ぶわって。もう涙が本当に噴き出してきました。親から教わってきた音楽の道ではなく、ヒーローになりたい…という娘に親が全然いいじゃん!OKOK!!生きたいようにやりなよ、という心暖まるシーンだったんですが。

こういうやり取り、したいなぁ。
どんな道でも応援してるよって伝えたい、いつでも味方だよって判ってほしい。
…でも、そんな日が来るのか?
そんな会話が坊っちゃんとできるのか?
そもそも話ができるの?

もうだめでした。
涙がどばどば出てきて、数年ぶりに本気泣きしました。声は辛うじて噛み殺したけど、鼻水まででてきちゃって。流産したときだって、あんなに辛かったのに泣かなかった。不妊治療が上手く行かないときだって、次のやるべきことをまた積み上げていくだけだって思えたのに。
まだ何かが決定した訳でもないのに、胸が潰れそうに悲しくて不安で、ダメかもと思うと悔しくて…エンディングが流れるまで涙も流れっぱなしでした。

そしてふと気がつくと、私の膝のうえに小さな紅葉饅頭のような左手が、ちょこんと載せられていました。右手は指をしゃぶってるし、顔はテレビを見てたけど。
かあちゃん、どうしたの?と言われているような気がして。

ああもう、またなーみーだーがー!
これ以上泣かさんといてぇぇえ( TДT)。


坊っちゃん、かあちゃん頑張るよ。
いつか大人になった君と、ビール飲みたいんだ。
へこたれて、たまるもんか( :゚皿゚)