国際親善試合 |
2010.05.30 |
| 会場 | UPCアレーナ (グラーツ:オーストリア) | ||||
| 主審 | アイスナー (AUT) 評価B | ||||
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(JPN) |
1-2 |
(ENG) |
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日 本 |
イングランド |
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Min. |
Event |
Team |
Name (memo) |
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07 |
GOAL |
JPN |
闘莉王(R) ←遠藤保仁(R-FK:R) |
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HT |
交代 |
ENG |
ハドルストーン→ 20 S.ジェラード(CH) |
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HT |
交代 |
ENG |
D.ジェームズ→ 29 J.ハート(GK) |
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HT |
交代 |
ENG |
中村俊輔→ 13 キャラガー(RB) |
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HT |
交代 |
ENG |
T.ウォルコット→ 24 S.W.フィリップス(LH) |
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HT |
交代 |
ENG |
D.ベント→ 25 J.コール(OH) |
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64 |
交代 |
JPN |
岡崎慎司→ 19 森本貴幸(FW) |
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71 |
交代 |
JPN |
大久保嘉人→ 8 松井大輔(LH) |
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72 |
GOAL |
ENG |
OG〔闘莉王(H)〕 ←J.コール(R-C:R) |
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77 |
交代 |
ENG |
A.レノン→ 28 ヘスキー(FW) |
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83 |
GOAL |
ENG |
OG〔中澤佑二(R)〕 ←A.コール(L-C::L) |
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86 |
交代 |
JPN |
遠藤保仁→ 11 玉田圭司(FW) |
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Man of the |
JPN |
闘莉王 |
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イングランド 監督:F.カペッロ (4-4-2) |
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1 D.ジョーンズ |
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5 R.ファーディナンド(C) 6 J.テリー |
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2 G.ジョンソン |
3 A.コール |
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4 ハドルストーン 8 ランパード |
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7 T.ウォルコット |
11 A.レノン |
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9 D.ベント 10 ルーニー |
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9 岡崎慎司 |
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16 大久保嘉人 |
18 本田圭佑 |
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7 遠藤保仁 17 長谷部誠 |
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2 阿部勇樹 |
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5 長友佑都 |
15 今野泰幸 |
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4 闘莉王 22 中澤佑二(C) |
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21 川島永嗣 |
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監督:岡田武史 (4-1-4-1) 日本 |
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韓国に0-2で完敗しただけに、イングランドには0-5かなーと思っていた。
しかし、開始7分にサプライズ。
サインプレーだったのか、
セットプレーから日本が先制するという驚きの展開でゲームはスタートした。
しかも、前半はイングランドの攻勢に対し、組織だって良く対応した。
特に阿部の守備での存在感は大きく、遠藤もいつもよりも運動量が高いのか攻撃で目立っていた。
岡崎も強豪イングランド相手に絶妙な駆け引きでチャンスを作っていたし、自信をつける素晴らしい内容だったと思える前半だった。
イングランドはハーフタイムで5人交代。日本は本番を見据えてか、3人交代しか使わなかったが、この辺りもスタミナの浪費に影響した。
スタミナの浪費もあり、再三サイドを攻略されて攻められていれば、いつ失点してもおかしくない状況である。オウンゴールは起き得るべくして起きたとも言えるだろう。
そして、PKを与えた本田の軽はずみなハンドは失点にこそならなかったが十分に気をつけなければならないプレーだ。あそこで無駄に手を上げた理由は何だろうか。
本大会でやったら確実に戦犯として怒り憎まれるプレーになるだろう。
攻撃の核としての期待は大きいだけに、無駄なプレーはしないでもらいたいものだ。
それにしても、日本のエーストゥーリオのゴールは素晴らしかった。
足でも頭でも、彼の決定力は誰よりも高い。
いざという時のトゥーリオのFW起用は常に戦術の一つとしてチームにしっかりと組み込んだ上で本大会を戦ってもらいたい。
それと・・・。
左足の状態が芳しくないという俊輔について。
彼の出番がないチームは強豪イングランド相手に健闘した。
この大きな理由はチーム全体として守備意識が高く整然と組織だって守れた事にある。
本田も大久保もきっちりサイドのケアに戻って守備をした。
もし、前後左右、自由に動く俊輔が今日いたならばどうなっていただろう。
守備の負担が今野にかかり、もっと早い時間帯からゴールを奪われていた可能性も否定できない。
俊輔の調子がどうなっているのかはわからないが、W杯で輝く為にも、攻守両面を常に意識したポジショニングで貢献してもらいたい。
それにしても、勝敗を抜きにしてゴールを狙っていったという岡田。
ゴールを狙っていたのならば、とにかくメンバーを入れ替えて攻撃の形を試すべきだったと思う。
しかし、3人交代に留まった。
これは明らかに本戦をイメージした交代策だろう。
という事は、引き分けなければいけないゲームではなかったのだろうか。
インタビューを聞くと、選手はイングランドに善戦して喜んでいたようだ。
かつて、ドイツW杯前に日本はドイツと壮行試合をおこなった。
まさかの日本が2点リード、追いつかれて2-2で終えたという非常に好ゲームを演じた。
あの時は引き分けた。
今回も善戦したとはいえ、今回は負けた。
これは大きな差であり、善戦したからといって、決して手放しで喜べる状態では無い。
そして、もう1つ付け加えたい事がある。
日本は元々スペースがあれば、ある程度良い攻撃の形を作る事ができる。
それはかつてのドイツ戦にしかり、他の列強国との対戦でもいつもそうだ。
しかし、相手が中盤からしっかりプレスをかけてくると途端にパスはつながらなくなるしチャンスを生み出せなくなる。
これは強豪に限った事ではなく、中東のカウンターサッカー相手でも同じことである。
それが善戦できた大きな理由だ。
イングランド相手に善戦したことは嬉しいとはいえ、やはり苦しい状況を脱したとまでは言えないのが本音である。
| Pos. | Name | Point |
| GK | 川島永嗣 | 7.0 |
PKストップにファインセーブ連発。2失点は悔しいだろうが、このレベル相手にも十分に戦える事を披露した。ただ、飛び出してボールに触れないシーンなどに不安も見せた。 |
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| CB | 中澤佑二 | 5.5 |
クリアミスでのオウンゴールは残念だったが、それ以外はルーニーをしっかりと対応し、いい仕事はさせなかった。 |
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| CB | 闘莉王 | 7.0 |
やはり、日本最高のエース!!!きっちりとゴールを奪う決定力でファンに大きな夢と希望を与えた。オウンゴールは頂けないが、ゴールの意味の大きさがそれを補って余りある。ただ、負けている試合終了間際でのパワープレーの確認は事前にしておいてもらいたい。それだけ、彼にかかる期待は大きいのだから。 |
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| RB | 今野泰幸 | 5.5 |
攻撃参加が少ない。そして、本田との攻撃面での連携は悪かった。やはり、右ではまだまだ時間が必要だろう。ただ、1対1の守備力は計算できるし、本田や俊輔を前に置くなら今野の存在意義は大きい。 |
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| LB | 長友佑都 | 6.0 |
やっぱり、左の方が活きる。ただ、クロスはしっかりあげて欲しい。守備では前半こそしっかりと対応できていたが後半は徐々に後手に回る機会が多くなった。その分攻撃のサポートの仕事が増えたという側面もあるんだが。 |
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| DH | 阿部勇樹 | 7.0 |
アンカーとしてプレー。非常にポジショニングが良く、相手のパスコースを良く読み、パスカット、カバーリングが光った。このポジションにおける日本の第一人者は今野だと思っていたが、つなぎでも安定感がある阿部の方が良い。後半はやや落ちたが、味方の動かし方も含めて連携を向上させてもらいたい。 |
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| CH | 長谷部誠 | 5.5 |
キャプテンマークを巻いたのは初ではないだろうか。それが重荷になったのか試合を通して存在感はそれ程大きくは無かった。惜しいミドルシュートや守備での貢献も豊富だったが、このポジションであればもっとゴール前に迫るプレーを求めたい。 |
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| CH | 遠藤保仁 | 6.5 |
久々に、積極性と運動量が目立った。このシステムは彼のプレースタイルにあっている。正確なパスでチャンスを生み出したがシュートを打つシーンは無かった。FKという武器があるんだし、前が空いた時は打たなければ。 |
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| RH | 本田圭佑 | 5.5 |
望んでいたミドルシュートが見られたが1本だけ。FKは枠外・・・。スリッピーなピッチだっただけに、無回転じゃなくても良かったと思うんだが。ただ、球際での強さが目立っていたし、それ程多くは無かったがチャンスを生み出そうと奔走していた。守備での貢献も多かったが、やはり攻撃での存在感を更に高めてもらいたい。その為には右サイドバックとの連携が不可欠。ミドルを打つシーンを作り出す為の連携構築を急いでもらいたい。それと、ハンドは酷過ぎる・・・(苦笑) |
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| LH | 大久保嘉人 | 6.5 |
球際で負けない粘り強さと闘志を見せた。特に守備面での貢献が光っていたし、今日は交代すべきではなかった。ただ、攻撃面ではほとんど仕事は出来なかった。 |
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| FW | 岡崎慎司 | 6.0 |
このレベルでは使えないと思っていたが、世界トップのDFでもあるファーディナンド、テリーを相手にチャンスを生み出すなど、やってやれない事は無い事を示した。守備での貢献もあるし、ただ体をぶつけるだけではない駆け引きでチャンスを生み出してくれるのなら彼の1トップもありだろう。 |
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| FW | 森本貴幸 | 6.0 |
決定的なチャンスを作ったがゴールは奪えず。あれに尽きるだろう。岡崎と比べると守備の貢献が落ちるだけに使いどころが難しい面もある。 |
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| LH | 松井大輔 | 5.5 |
彼が入った直後での失点というのが一番思うところ。攻撃では持ち前のテクニックでチャンスを作り出そうと存在感を見せたが、決定的な仕事は出来ず。ドリブルが武器である訳だしカットインからのシュートをもっと意識してもらいたい。 |
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| FW | 玉田圭司 | 評価なし |
時間が少なく評価なし。 |
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| 監督 | 岡田武史 | 5.5 |
彼曰く4-1-2-3という実質4-1-4-1のこのシステムは非常に良かったという印象を持った。特に、阿部のポジショニングが良かった事がこのシステムを成立させるポイントだっただけに、これはひとまず効果があったと言える。全体として守備意識が高く、奪ってから細かくつないで裏を狙うという攻撃もスペースのある欧州列強に対しては有効な手段であるだけに良かったと言える。ただ、大久保を下げたあたりに彼の頑固さが見られる。戦術眼が鋭く、豊富な戦略があれば、柔軟性をもって対応できるのだろうが、岡田にはそれが欠けている。玉田の投入も時間が遅い。ただ、玉田というドリブラーを投入するよりもトゥーリオを前線にあげて高さを加えた方が良かったと思うが。チームの方向性はここにきて、ある程度良い方に向いたとはいえ、後半の大事な時間帯でことごとく判断ミスをしていては勝てる試合も落としてしまう。もっと己と敵を良く見定めた判断をお願いしたい。それと、久々のスカッとしたゴールが生まれたんだから少しは喜べよ!と思って仕方ない。 |
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