| 2010 Russian Premier League | 第9節 |
2010.05.06 |
| 会場 | スタディオン・オリンプ・ドゥバ (ロストフ・ナ・ドヌー) |
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| 主審 | ポポフ (RUS) 評価B |
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HOME |
(ROS) |
3-1 |
(CMO) |
AWAY |
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FCロストフ |
CSKAモスクワ |
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Min. |
Event |
Club |
Name (memo) |
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63 |
交代 |
ROS |
アダモフ→ 19 アフメトビッチ(FW) |
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66 |
交代 |
CMO |
ママエフ→ 22 アルドニン(DH) |
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68 |
GOAL |
ROS |
アフメトビッチ(H) ←ブラトニャク(R-C:R) |
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73 |
交代 |
CMO |
ジャゴエフ→ 89 ネツィト(FW) |
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76 |
交代 |
ROS |
グリガラバ→ 14 ハグシュ(RB) |
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82 |
退場 |
CMO |
シェンベラス(黄) |
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89 |
交代 |
ROS |
ブラトニャク→ 87 ルツェンコ(RH) |
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Man of the |
ROS |
アフメトビッチ |
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FCロストフ 監督:プロタソフ (4-1-4-1) |
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1 アメリチェンコ |
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26 ジバノビッチ 24 ギョネア |
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5 チェルケス(C) |
8 グリガラバ |
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77 S.イバノフ |
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84 ガツカン 7 クリチ |
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11 レベデンコ |
81 ブラトニャク |
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9 アダモフ |
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20 ギレルメ |
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11 ママエフ |
17 クラシッチ |
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10 ジャゴエフ |
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18 本田圭佑 2 シェンベラス |
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42 シェンニコフ |
15 オディア |
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4 イグナシェビッチ 6 A.ベレズツキ |
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35 アキンフェエフ(C) |
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監督:L.スルツキ (4-2-3-1) PFC CSKAモスクワ |
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最近は、俊輔のパフォーマンスが低調の極みであり、継続的に楽しめているサッカーは、モンテディオぐらいな中で、もう一つ浮上してきた楽しみがこのロシアンプレミアリーグ♪
優勝候補でもあるチェスカとしては確実に叩いておきたい中位ロストフ相手のゲームだったが、攻めあぐねる時間が長く、後半には1人退場し、追いつく事すらできず、今季2敗目を喫した。
前回の敗戦はゼニトだったが、今回は守備に不安定さが見られるというロストフ相手だっただけに、チェスカとしては痛い1敗である。確かに、ポストに2度嫌われるというシーンもあったが、決定機の数だけで言えば、五分とも言える。
本田もボールに何度と無く絡み、いろいろと試行錯誤している印象は受けたが、結果的には相手ゴールを脅かすシーンは一度も作れなかった。
得意のFKも枠外で、CKではゴールが生まれそうな予感すら漂わないボールを送り続けた。
ボランチ起用が、彼の勢いを収縮しているようにすら見える。
本田のパスはあえて言うまでもなく正確であるし、あとはアイデア次第なんだろうけども、リトリートした相手にスルーパスを通そうというのも無理がある。スペース自体が限られている訳で。かといって、サイドからのクロス一辺倒でも、単調すぎて、崩せない。
そんな状況は、本田にとってかなりフラストレーションが溜まる展開になっているのだろう。
流れの中でもう少しシュートを放つ機会があればいいのだが、やはり彼がミドルを打つには右方向でポジショニングする必要があるし、そうなると、クラシッチからどのタイミングでパスが出てくるかもかなり重要となる。クラシッチは、典型的な俺々アタッカーであり、単純に本田にパスを預けるというシーンはそう多くない。この辺りで共通認識ができて、本田の破壊的なキックからのリフレクトを狙っていければ、もう少しチャンスは増えるとも思うのだが。
それと、交代で出てくる選手がやや物足りない印象もある。このゲームではママエフがスタメンだったが、彼もまだまだな印象であり、個人的にはジャゴエフを左にトップ下本田でアルドニンとシェンベラスをWボランチというのが理想的な中盤だと思う。マルク・ゴンサレスが使えるなら、ジャゴエフより彼を使った方がいいとも思うし。攻撃的に行くシーンで本田を前にあげ、ボランチを投入する交代策は攻撃のスイッチとしてはやや威力が弱いかなと。やるならば、1ボランチにした4-1-2-3でもいいんじゃないかなと。
この辺りをスルツキ監督がどう考えるか。
とにかく、今のチェスカは、CLセビージャ戦で観た様な希望に満ち溢れたサッカーをしているチームではない。
そのほぼ中心にいるW杯において我らが日本の唯一の希望とも言える本田が、チームの悪い流れに飲み込まれない事を祈りたいが、既に飲み込まれ、もがいている様相を呈していると感じてしまうのは私だけだろうか・・・。
ちなみに、本田が加入する前のチェスカは今よりも強かったと思う。ロシア代表でもあるGKアキンフェエフは今よりも、もっとミスが少なく、イグナシェビッチとベレズツキ兄弟の堅固な3バックとアルドニン、シェンベラスのWボランチできっちり締め上げる3-4-1-2とも、5バックとも取れる守備サッカーは十分強者に対して効果を発揮していた。そして、攻撃はダニエウ・カルバーリョが作り出し、それをヴァグネル・ラブとジョーが決めるという、ロシア人で守って、ブラジル人で攻めるというJでも見られる様な効率の良いサッカーをしていた訳だ。
その優秀なブラジル人が抜けてしまったので、新たに作り替えてきたものが今のチームではあるが、優勝を争うゼニトには力の差を見せ付けられての敗戦、そして、取りこぼせないロストフにはゴールが遠いままで終わるという状況では、リーグ制覇も難しいと思える。
今のチェスカは決して強いとは言えない。というより、ゼニトやルビン・カザンなど新興勢力が優勝を勝ち取るくらい、レベルが高まっているリーグであるという事の裏返しがこの結果かもしれない。
幸い、W杯までまだロシアンリーグを楽しむ事が出来るそうなので、更なる未知のクラブにはチェスカ相手に全力で立ち向かって好ゲームを演出してもらいたい。
その中で本田がゴールを奪ってくれるならば、W杯に向けての祝砲になると思うんだけどね。
最後に、恒例のロシアンプレミア 初お目見えのクラブの選手の雑感について。
GKアメリチェンコは、ベラルーシ人。右利き。至近距離での反応に優れ、無失点に貢献。この試合だけを見ていれば、総じてシュートへの反応が素晴らしく、ハイボールへの対応も無難であり、アキンフェエフと同等以上の力はあるのではないかとも思えた。
右サイドバック チェルケスはキャプテン。攻撃的なシーンは余り見られず、勤勉な守備が光るタイプだろう。後半途中からは左サイドバックに移っても、淡々と守備に貢献していた。
ジバノビッチはスピードやドリブルへの応対はやや苦手だが、高さと強さには優れているタイプ。セットプレーからもヘディングシュートで決定的シーンを生み出した。
左サイドバックのグリガラバは左利き。ロングキックの精度はかなり低いw
また、連携が悪いのか、DF同士でのパスでもミスが見られた。積極的にはあがっていくが、深い位置でのクロスは見られなかった。
イバノフはモルドバ人MF。右利きでアンカーのポジションに入った。攻撃面でもタイミングの良いパスでチャンスを作り出した。
ガツカンはモルドバ人セントラルMF。フィジカルも強く直進的で推進力のあるドリブルは魅力的。豊富な運動量を活かして攻守に貢献。右利きだが左足でのロングシュートも精度はそこまで悪くなかった。
クリチはベラルーシ代表。後頭部がジダンの様に禿げているのが印象的wロングパスの精度が高い。守備での活躍が目立つが正確なつなぎも長所だろう。
ブラトニャクはボスニア・ヘルツェゴビナ人の右利きアタッカー。精確なサイドチェンジも魅せ、CKのキッカーを務める。ドリブルもそこそこ上手く、パスもアウトサイドを使ったりアイデアのある正確なパスも持つ。見事、アシストも記録した。
レベデンコは右利きのアタッカー。スピードと瞬発力に優れ、積極的なドリブルの仕掛けが目立つ。初めは右、途中からは左にポジションチェンジして、左サイドからはカットインしてシュートを放つシーンも何度か見られた。左足のパスは精度が高い。ただ、パスミスも見られたが。また、後半に入っても精力的な動きは衰えず、優秀なアタッカーであると感じた。
アダモフは、ロシア代表経験もある長身ストライカー。ボールがなかなか入らず、見せ場は前半頭のDFからボールをかっさらってシュートまでいったシーンぐらいか。ただ、大柄な割りにスピードもある所は見せてくれた。DFラインの裏への抜け出しも得意とする。右利き。
アフメトビッチはボスニア・ヘルツェゴビナ人の長身FW。後半途中からの出場だが、存在感は大きかった。理由は決勝点をあげた事にもあるが、アダモフよりも基準点を作ることには長けている事もあるかもしれない。アダモフが裏へ抜け出る事も好きなタイプだとすれば、彼は典型的なポストプレーヤーという点もあるのだろう。
ハグシュは後半から右サイドバックに入った。積極的な姿勢が目立ち、アグレッシブで高い位置を取る事が多かった。危険なファールも見せるなど、やや粗い面も。
ルツェンコは、190cm弱との事だが、右サイドハーフとして出場。大きい選手だということは一目瞭然だが、右サイドでサイドアタッカー然としてプレーしている様は奇妙にも映る。時間が少なかったので、何とも言えないが、こういった選手は普通はトップだろうなと、クロスの精度の無さを見ながら思わせられた。