1月25日から始まる指宿合宿、2月2日のキリンチャレンジカップ2010・ベネズエラ戦に臨むメンバー25名の日本代表が発表された。


メンバーは下記の通り。

一番右の状況というのは、最終23人の選出に向けての現時点の状況を評価してみた。評価の意味合いは次の通り。


◎は、怪我しない限り間違いなく選出されるはずの選手。

Oは、現状維持すれば十分に選出されるだろう選手。

△は、優れた選手が今後出てきた時点でその座が危ないかもしれない選手と海外組に脅かされるだろう選手。

Xは、経験として呼ばれたに過ぎず、余程の急成長が無い限りは本戦メンバーは無理だろう選手。



氏名    クラブ  ポジション     状況

楢崎正剛 (名古屋)  GK       ◎
川島永嗣 (川崎)   GK       △
西川周作 (広島)   GK       △

中澤佑二 (横浜M)  CB       ◎
闘莉王  (名古屋)  CB       ◎
駒野友一 (磐田)   RB・LB    △
岩政大樹 (鹿島)   CB       △
今野泰幸 (F東京)  CB・DH・LB △
徳永悠平 (F東京)  RB       O
長友佑都 (F東京)  RB・LB    ◎
内田篤人 (鹿島)   RB       O
村松大輔 (湘南)   CB       X

小笠原満男(鹿島)   OH・DH    △
遠藤保仁 (G大阪)  DH・OH    ◎
中村憲剛 (川崎)   OH・DH    ◎
石川直宏 (F東京)  RH・ST    O
阿部勇樹 (浦和)   DH・CB・LB △
大久保嘉人(神戸)   LH・ST・CF △
金崎夢生 (名古屋)  RH・LH・OH △
香川真司 (C大阪)  RH・LH・OH △

玉田圭司 (名古屋)  ST・CF    O
佐藤寿人 (広島)   CF       △
平山相太 (F東京)  CF       △
岡崎慎司 (清水)   CF・ST・LH O
興梠慎三 (鹿島)   ST・LH    △


メンバーを見て受けた大きな印象としては、小笠原、平山、村松が選ばれたところか。


先ず、村松から初めに触れると、U20代表のスタメンCBであり、湘南でも今季特に伸びた若手の1人。強さはそれ程でもないがスピードなどフィジカルは総合的に高く、カバーリングなどのセンスも良い。今回の経験を糧に是非ロンドン五輪でも主力となるよう努力してもらいたい。


そして、先日のイエメン戦で輝いた平山。


渡航前には、


「サッカーで死ねるなら、本望だ。」


と他の選手からは弱気なコメントも目につく中、堂々とした発言を披露。更に、試合では途中出場にもかかわらずハットトリックの活躍で、アジアカップ本戦出場決定の中心的役割を果たすなど、ノリにノっている印象。ネタキャラとしての地位からの脱却を成功させた平山の次なる野望はW杯しかないだろう。FW全体を見渡しても高さのある平山の存在の希少性は価値が高いと感じる。ベネズエラがどのランクの選手を連れてくるかで、試合内容の質も上下するだろうが、ゴールという結果はどんな相手だろうと無いよりもあった方が良いに決まっている。平山には是非ゴールでW杯メンバーに入って欲しいと思う。


そして、最後は小笠原。


昨年のJリーグMVPを獲得した鹿島の大黒柱。不遇のイタリア時代を経験した選手は、帰国するとパフォーマンスががた落ちというケースが多かったが、満男はそんな事も無かった。Jリーグ3強と言えば、今なら鹿島、ガンバ、フロンタが挙げられると思うが、遠藤と憲剛が選ばれている中、鹿島からもようやく。


長短の正確なパスでゲームに緩急をつける遠藤。

周りを活かすだけではなく自らも精力的に動き回りゴールまでアタックできる憲剛。

満男の力はどちらかと言えばボランチの方がいいだろう。しかし、その役割は遠藤とかぶる。


世界と戦う為に日本の中盤には1枚守備的な選手を入れたいところ。そこを阿部か今野か稲本が奪い合うとする。


そこに遠藤と憲剛と満男。そして、今回呼ばれていない俊輔と長谷部と役者は揃うが全てを並び立てる事はできない。誰かが控えになれば日本のチーム力は必然に上がる。どの組合せがいいか全てを確認する時間は無いだろうが、いろいろと試してもらいたい。


私としては、少なくとも中盤が4枚なら、攻撃的な2枚には1人ドリブラーかスペースをつける選手を入れておきたい。中央に偏り、サイドアタックはサイドバックのオーバーラップだけという状況は攻守両面を考えても効果的とはいえない。仮に、スペースにも出て行ける憲剛がその役割を忠実に担ったとしても石川のスピードと得点能力、香川のドリブル突破、松井のサイドアタッカーとしての総合力には劣る。その辺りを岡田がどう考えているかわからないが、今まで振り返って思うのはパサーばかりを並べてしまいそう・・・。


岡田自身、監督としてまだまだ成長できるとは思うし、世界を驚かせるのは日本如きがW杯でベスト4を狙うという大言壮語だけにならないよう準備を始めてもらいたい。