最近は学校に支援学級が普通に準備されているところが多い様子。
うちの娘3号は来年度から就学。
ダンディーウォーカー症候群で、療育園に通っている。
お話はできるが、知的遅延もあり、歩く訓練中。
双子姉2号は通常の幼稚園に通っていて、地域の1号と同じ小学校に入学する予定。
地域の学校には、肢体不自由の学級はなく、歩けない3号は入学出来ない。
新たに設置を求めるには時間もない、そして最近地域に新たな住宅が建築ラッシュで、いきなりの児童増加に教室が足りないくらい。
肢体不自由の学級がある学校は、今の療育園からほど近く、3号はそちらに入学することが決まった。
知的遅延、肢体不自由の子ども達が、交流しながら在学している数少ない学校だと思う。
障がい者など用にエレベーターもついている。
同じ公立の学校で設備、対応が全然異なる。
「お金かかる事だし、そんな全部に対応出来るような施設を設置出来ない。」
なのに、
「その子が生きていく地域でなるべく交流があった方が良い」
と、学校職員さんや関係者からは言われる。
自分達で声をあげて変えてくださいと、現場職員からいわれる。
誰がやらずにいるのか。
誰も声をあげていないのか。
声をあげても、出来ないと言われ、それを声をあげてくださいと返す。
障がい者を取り巻く環境は、全てこんな風になっている。
たった給食を数人分マッシャーすることを
「できません」
アレルギー対応より全然楽なんだけど、規定があり不可能。
規定を変えてくれという声は上がっても、
「人件費がかかります」
そのため、支援学級ではなく支援学校に人が流れ、やはり教室が足りずに大問題になる。
少数のことなので、そんなことより大事なことがあるんだと、そんな空気。
一人一人に向き合うなんて、出来る状態でも環境でもない。
イジメも無くならない。
不登校も無くならない。
問題なんて解決しない。
大量の税金はどこに飛んでいくんだろうね。
動物保護やさまざまな問題だって、根本の対策なんてほとんどまだ手付かず。
声をあげても、出来ません。
とりあえずの応急処置だけでは、そのうち手遅れにもなるだろう。
今の当事者が、歯を食いしばって頑張れなくなったら、さまざまな問題は崩壊をはじめる。
表の事象だけでなく、その奥を見つめたい。