2年5ヶ月の術後フォローアップ。

造影剤CTなんかに慣れた気がするのが、
がん患者っぽくて残念だな。
なんて油断していたのがいけなかったのかも知れない。


術前から数えれば、5、6回目の造影剤CT。
今年は、別件で造影剤MRIまでやっている。
被曝まっしぐらだなと思いつつ、仕方がないと思う程度で感慨もなく受けて来ていた。

いつものように、造影剤が入って、
いつものように、へんな火照りと、
失禁のような違和感。
しかし、失禁したかもって不安にならないくらいに慣れている。

が、今回は、
何処から違和感が始まったかな。

検査後、大丈夫ですか?とNsに聞かれ、
「ちょっと。」と応えた。
口の中のマジック感が消えず痺れがあった。
そして、羞明があり、左腕で目を覆った。
口が変で、こみ上げる感じとちょっと息苦しいかなみたいな感じ。

そんな感じを訴えたつもりだった。
血中飽和酸素濃度が91%くらいだとかっていう話になり、血圧取ったりしているうちに、Nsと放射線技師は医者を呼ぶ結論に達していた。

Dr.3人くらいに囲まれて、鼻から酸素を流されて、あっという間にアドレナリン筋注されていた。
問いかけには応えられているから、一過性で大丈夫と思っていたが、呼吸抑制ぽくなった。で、即軽快せずに、アドレナリンをもう1本筋注され、あとは造影剤のためのルートから制吐薬やらの静注に変わる。

ガチまで行かないらしいが、いわゆる造影剤よるアナフィラキシーショックというやつでした。


一晩入院説もあったものの、案外軽快していたため、帰宅を選択。

それにしても、大病院の救急では、結構な案件があるのだなと。
アドレナリンでばくばくになりながらも、私は聞き耳を立てていた。隣でなかなか生中継だと凄くない?っていう手術とか、検死(さすがに別室)をやっていた。私は平気なクチだが、しんどい人にとってはしんどいと思う。