はいどうもこんばんわ。
ぜるでございます。
先週末は春のG1ロードの総決算・宝塚記念がありました。
焦点としてはドバイ帰りの武×ドゥデュースとルメール×ジャスティンパレスが主役になるも、海外帰りの1戦でどんな競馬を見せるか、そして梅雨時期らしく雨で重馬場になった場合にどんな結果になるかというところだったと思います。
ドバイ→宝塚は比較的結果がでているローテなので個人的には気にはなりませんでしたが、重馬場というところについてかなり懐疑的に両馬を見ていました。加えて開催後半ということもあって京都の芝が荒れているところに雨。
トラックバイアスに重きを置く予想家としては、雨が降って日曜日の芝レースを見た結果、少なくとも軸はあり得ないし、1着もないだろうとこの時点で決めました。能力と鞍上の手腕で来てしまうかもですが、それにしても紐どまり、という予想。
あとは展開面でどうか。まずメンバー的に純然たる逃げ馬は不在でペースはハイペースは想定しづらい。
そんな中、ドゥデュースは持ち味がそもそもコーナーリング性能の高さ京都外回りとはいえ、あまり流れなさそうなこのメンバーでその優位性を発揮しない手はなく、直線外に出したいのも含めて3-4コーナー途中で捲る競馬が最善。
それが良馬場ならそれでドゥデュースの競馬で終わるものの、まくり=各馬ペースアップするので自分にもリスクのある諸刃の剣。重馬場になると結果は未知数なので、いずれにしてもその動き出しをきっかけにロンスパ戦としてレースを動かすトリガーになるという見立て。ドゥデュースがまくれる展開にならない(先行、インで包まれる)場合でも、古馬G1でドスローもないので何にせよスロー→ロンスパがベーシックな予想でした。
勝ち馬と軸馬選定について、ひとまず勝ちがありそうな馬のチョイス。
1)外枠
2)重馬場実績あり(=重馬場で良くない馬はマイナス評価)
この条件だと
・プラダリア
・ブローザホーン
・ローシャムパーク
プラダリアについては文句なし。京都大賞典を重馬場で勝利、大阪杯を勝ったべラジオオペラに京都記念で完勝と言える内容で今回のメンバーなら自動的に最右翼。
ブローザホーンも3勝クラスの重馬場を圧勝、稍重の函館記念も快勝と、重適性疑いなし。
ローシャムパークはハービンジャー産駒で重馬場も…3勝クラスで負けてるじゃん…。
頭候補はそれだとプラダリアとブローザホーンだけでいいかな、と思いましたが。1頭いましたね。
・ソールオリエンス
皐月賞が言わずもがなの快勝でそれは重馬場での勝利。中山記念は不発も、こちらは距離の問題もあったので、2200という距離でロンスパ戦なら抜群の条件とは言わないまでも少なくとも菊花賞以降では最適と思える条件。それが外枠引いたなら狙う価値はあるぞと。
では軸と買い方は、となると…意外と難しい。プラダリアは勝ちの位置に置きたいが、位置が取れそうなのが逆に目標にされそうでいやなので頭固定とかやりたくもない…。そこで「勝ち負けにはなるが勝ちきれない」という目線だとべラジオオペラにたどり着きました。
勝ち負けにはなる
→今回最高評価クラスのプラダリアと僅差
重馬場でなければ高評価のローシャムパークに勝っている
重馬場得意(スプリングS)
この日の勝ち馬は好位・先行型の4角先頭
勝ちきれない
→枠が内過ぎる
こんなところがプラスマイナスのファクターでしたでしょうか。
とにかくこんな馬場の時は勝ち馬は外枠絶対と決めているので(経験上ですが)、内枠は基本紐どまり、ただ紐の中でも最高級に狙いやすいのでここから2-3着でいきましょうと。
勝ち馬候補はローシャムパーク→ソールオリエンスに変更して印は以下の通りになりました。
◎ベラジオオペラ(2-3着)
〇プラダリア
▲ブローザホーン
☆ソールオリエンス
△ジャスティンパレス・ドゥデュース・ローシャムパーク
×ディープボンド
こんな感じでした。
そして買い方は以下の通りでした。
三連単はいつもの2-3着固定。三連複については×ディープボンドまで一応は印を広げて。
三連単1000倍行くかなと思いましたが…。最後の最後でソールオリエンスが2着に飛び込んでくれたので、今回人気を落としていたからこれは跳ねたぞと思ったんですが…900倍どまりでした。まぁもちろん高配当なんですけども。
◎べラジオオペラについては和生のまさに意のままに操る好騎乗でした。出していっていく馬がいないならコントロール、そうでないならペースと展開に合わせて、というのがまざまざ。それを体現できる馬との呼吸、馬自身の自在性が遺憾なく発揮されました。勝ちきれなかったのはやはりロンスパ戦の分、3着に踏みとどまったのは出入りがあるレース展開の中でもどう動いてもストレスなく立ち回れる操縦性の良さのたまものでしょう。
ブローザホーンはとにかく重の鬼だったし、ドゥデュースを内に封殺したうえで一番外を伸びてきた脚は見事の一言。プラダリアは完全に展開の綾で、4角の他馬含めた仕掛けどころ次第で結果も多少違ったのではという気がします。
そして今回の高配当の使者・ソールオリエンスについては馬場+ロンスパ+枠とすべてが折り重なった結果ですが、散々「4歳世代は最弱」と言われてきた理由の1頭でもあるだけに、ここできちんと重い印を打って拾えたことには価値があります。
予想する側としては、レッテルを貼ってしまうことで思考停止になる怖さが如実に出た結果だったと思いますね。
4歳は弱い=ソールオリエンスやべラジオオペラは買わなくていい、じゃなく、「来るとしたらどんな条件か」を考えることがいかに大事かが問われるレースだったなと。レースのマクロ視点でいうならまずそのレースがどんなレースになるかを思考し、条件に合う特性・ストロングポイントがあるなら拾うし、逆なら評価を下げるというのが基本ですよね。
「枠が内枠で閉じ込められたから」
「重馬場は合わなかった」
が人気馬の敗因なら、そうなりそうな枠だったし重馬場未知数なら人気を考慮して軽視するのもできたはず。しかし世の中にはそういうファクターをまるで考えないかたもいらっしゃるわけで。今回はそういう方のおかげで馬券が美味しくなったし、そこを仕留められたのは自分としても大いに誇れる結果でした。
秋のG1戦線も、思考停止することなく、考える予想で結果を出していきたいと思います。
春のG1ロード3連勝締めできたので、これぐらいはドヤらせてくださいw
そしてこのブログの本懐はあくまでローカルなので、引き続き日々よろしくお願いしますw
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