知らせを聞いたのは、2018年12月5日夜、島根あさひの生活していたユニット(その時は販売士の職業訓練のユニット)でのことだった。

3日前に届いた妻からの手紙で、人工透析ができなくなったことが書いてあったので、普通に考えれば、もう助からないと思っていたので心の準備はできていたとはいうものの・・・。

多目的ホールで、e-ラーニングをやって、新聞を読んでいるところへ受け持ちの担当さんではない刑務官が2名来て自分を呼んでいる。

通常なら、何か悪さが見つかり調査かな?と不安になる訓練生(あさひでは受刑者とは呼ばずこう呼ぶ)が大半だろうが、私の場合は、

 

ああ、今日だったのかと。

10月ごろからよく夢に出て来ていたのはこういうことだったのですね、お父さん。

 

取調室へ連行というか、連れていかれ、金線の担当の方から妻からの電報を見せられ・・・・それからのことは記憶にない。

ドラマではあるようなストーリーだが、それが自分の身に起きるとは。

担当さんが情のある方で、「ここなら、泣きたかったら遠慮せずに思いっきり泣いても、誰にも分らんから」とぴうような言葉をかけてくれた。

 

その時は、「もう出所して成功するまでは絶対に泣かない」と決めていたから。10月ごろから、何度か、細かい内容は起きると覚えていないのだが、小学生くらいの自分が、父から叱られる夢を見た。決まって「男が泣くな。悪いのは自分だろう。」とか「悪いことして泣くやつがあるか」とか言われていたからだ。

 

あれから1年3か月、お父さん僕はまだ泣けません。

 

今日早朝のランニングの途中に父の墓によるとすぐ横の桜が満開だった。

浄土真宗では、お浄土に行った人は、悩みもなく楽しく暮らしている、といわれている。

この桜も見ているのだろうか。