ふと書きたくなったので唐突ではありますが書いてみます。

 

先生の描く男たちは皆、自分自身の価値観を持っておりそれに準じて行動しています。

その結果がどうあろうと自分が信じ、自分が行いたいと思った事を実行する。

その為にはどんな痛みも悩みも関係ない。自分が信じる様に戦う。それが松本先生ご自身の考えであるとも思っています。

 

松本先生のお父様は戦闘機乗りでした。多くの部下を育て、戦場に送り出したそうです。

無論、お父様の願うところではありません。

 

戦後、野菜売りとして台車を引く極貧な毎日が続き先生も手伝いをされたそうです。

その様な辛い生活をされる中で、お父様の部下であり、戦中にお亡くなりなった教え子の操縦士の親御様方から叱責されることも少なくなかったようです。しかし、お父様は言い訳はしなかったそうです。松本先生も「そんな奴らや敵兵をかたずけてやる!」と息巻いたそうですが逆に痛くお父様から怒鳴られたされたよです。「そのような遺恨が有るから戦争が無くならないのだ」と。

お父様は名パイロットでありましたので、多くの航空会社からお誘いがありました。

しかし、部下を空で散らした責任を感じ全てを断り極貧生活に甘んじたそうです。


 

この信念が松本先生の作品に生きていると思っています。例え他人になじられようとも、自分の生きざまは自分で決める。

ハーロックはそういった存在です。自分の右目、体中の傷跡を負ってまで自身を通す。見返りは考えない。自分がそう生きると決めたから行動する。同じような志を持った者があれば供に戦い、立ちはだかる者が居れば容赦しない。これはハーロックのみならず松本先生の作品の中に生きています。スタイルや容姿がカッコいい云々では無いんです。その鋼の信念が男としてカッコいいんです。(容姿もイイですが)

少し話が矛盾していますが、SSXのゴロツキのようなハーロックは絵的に嫌いです。何故かと言うとハーロックは海賊騎士。やたらと敵を倒すだけのキャラでは無いと思っています。

ゲルマニアの海賊騎士の血筋を重んじ誇り高く、敵に敬意を持ち戦う男。それこそがハーロックだと思っています。

虐殺で爽快感を味わう殺人鬼はハーロックではありません。

 

そんな生きざまは厚木少年の心を鷲掴みにしました。「男ならこうありたい」と。些細な事でも自分なりに生きると。そして「満ち足りて死のうよ」と。

 

まだまだ書き足りないのですが眠気が・・・気分が乗ったら続きを書きます。

「私的ハーロック像」

 

 

尚、先生はお父様から「夜間飛行は幻想的だ。上下左右も解らない真っ暗な星の海を飛んでいると宇宙に居るようだ。」

この様なお話を伺ったと何かの記述で拝見しました。

松本先生が宇宙に興味を持ったのもこのようなお話を聞いていて憧れたのかもしれません。