上田秋成・雨月物語の最終話は
黄金の精霊、お金の精霊が登場しました
お金や富に関するスピ本はたくさん読みましたが
雨月物語「貧福論」だけで網羅出来てるのでは
と思うくらいの濃い内容です
お金の精霊が語るには
①神でも仏でもなくそもそも情というものを持たない物質である
②ただの物質だから人の善悪を責めたり道理には従わない
③富貴の道は技術であって上手いものはよく集め下手なものは駄目にしてしまう
④徳のないものが財産を築いているのは道徳と並び立つまた別の道理によるもの
⑤倹約と吝嗇の境目をよく見極めて励むこと
(吝嗇・りんしょく→ケチってこと)
ヒトの行いの善悪にお金は依らないので熱心に集めるヒトのところへは集まるそうです
スピリチュアル系のお話でも
「お金持ちはお金が好き」「だから集める・集まる」と聞きます
確かに
好きなモノって集めちゃいますもんね
お金好きだけどそれは別の他のものに変えられるからだしなぁ…
わたしは「お金そのもの」が好きというより
「お金の力」が好きなんだろうな…🤔
古典「雨月物語」でまさかお金に関して
改めて考えることになろうとは
短編集なのですぐに読み切れるところも良いし
珠玉の作品群なのでオススメです
ワオキツネザルに会いに行きました
マダカスカルの固有種だそうです