「忘れた頃にやってきた Leica X1」のこと
RICOH GXR GR Lens f33mm 1:2.5 Macro
カメラ店からの電話。
「長らくお待たせしました・・・・」
あれ、何だっけ・・・・
・・・・・・・・・
あっ、そうだ・・・
そういえば年明け、X1を勢いでオーダーしていたのだ・・・・・
すっかり忘れていた。
遅れてやってきたX1が掌の中にある。
LEICA X1, ELMARIT 1:2.8/24/ASPH
APS-CサイズのCMOS
エルマリート24mm,F2.8は35mm換算で36mm
個人的にはもっと寄りたいのだが、最短は30cm。
36mmで30cmが最短というのは
ちょっとつらいかな・・・と思ってたのだが
もともとエルマリート28mmASPHやズミクロン35mmASPHの最短が
70cmと言うことを考えれば30cmは大健闘だと言わざるを得ない。
何よりも、掌のなかでの存在感、官能性能は比べるものがない。
LEICA X1, ELMARIT 1:2.8/24/ASPH
コンパクトのAPS-C機としては
シグマのDP-1があるわけだが
心配していた動作のもったり感は全くない。
実にサクサクと撮影をこなしていく。
ダイヤルやボタンの配置、メニューの階層など
操作感に関しても相当練られたらしく
指の動きにまったく無駄がない。
銀塩カメラの頃は当たり前だった
「カメラを操作している」という忘れていた感覚。
いつもは、コンデジのバーチャルなシャッター音や
邪魔くさいアラームは消音して使うのだが
X1のシャッター音は別物だ。
なんとLeica M3の1/60秒のシャッター音をサンプリングしているのだ。
しかも、1/4秒などのスローシャッターを切ると
先幕と後幕の音を分けて出す、という手の込みようなのだ。
いやはや・・・である。
LEICA X1, ELMARIT 1:2.8/24/ASPH
36mm、開放(F2.8)の絵は
50mmあたりで背景をぼかすのとは違い
実に新鮮だ。
新しい世界を予感させる。
これまで、カバンの中には常時携帯カメラとして
スナップから料理までこなす「Leica D-LUX4」
ちょっと気合いを入れるときのペンデジ「OLYMPUS E-P1」
50mmマクロユニットをつけっぱなしの「RICOH GXR」
の3台が入っていたのだが、さて、X1参入でどうしようか・・・
遅れてやってきたX1で、悩みはつきないのである。