(京都嵐山宝筐院の庭。紅葉で有名な小ぶりの寺院。)
昨年に引き続き、開講当初のマインドセットをお話しします。
昨年のものは以下をご確認下さい。
なお、性質上、内容の重複も発生しますが、
よろしくご了承下さい。
必要に応じて該当回からご確認下さい。
なお、ここ暫くの一連の記事は今回で終わらせるつもりでしたが、
長くなりましたので今回と次回に分割し、そこで終了とします。
1. 元々将来像など持ち合わせていませんでした
ここ何日かでも触れた将来像等。
当方は最初からこうしたものを持ち合わせていた訳ではありません。
資格試験の勉強をしている際もそのまんま、ほぼまっさらでした。
今では偉そうなことを言っていますが、当時はそんな状態だったのです。
当方、ある程度のことは苦もなくこなせるタイプでしたから、
将来像を考えることなど必要なく、頭の片隅にもありませんでした。
また、関係する方(目上の方)からの引き立てをよく受けるタイプであり、
それぞれ覗く世界は、それぞれの世界の第一線級のものばかりでした。
逆に、自分で何かしようとすると失敗することの方が多かったので、
それが、自分で将来像を考えることをより遠ざけて行きました。
では、税理士試験はどうなのよって?
たまたま大学の履修要項に載っていたものであって、
簡単に取れそうだと勘違いしたところからのスタートでしたよ。
たったこれだけの理由です。
実家の相続のこともありましたが、とても茫洋としたものでした。
よくある「税理士試験、こんなハズじゃなかった」の1人です。
ウソは言いません。
1.ナゼ他人の勧めは上手く行き、自分の考えはそうでないのか
前述の話、タイトルのようなことが起こるのはナゼでしょう。
考えてみれば、シンプルな因果関係がそこに存在します。
他人の引き立てが上手く行くのは、
できあがったシステムに乗るだけだったから。考えずに済むからです。
一方、自分で考えたことが上手く行かないのは、
システムも何もないところでの単なる思いつきに過ぎないからです。
そこにちょっとした器用さや世渡り上手の要素が加わって、
他人からの勧めが上手くいったに過ぎなかったのです。
そんなことすら気付かずに生きていたんですよね。
やがてそれが事務所選びの失敗に繋がって行ったのです。
1.失敗や挫折からの転機
しかし、失敗や挫折、特に事務所選びの失敗や、
税務関係の仕事の本質に気付くに当たり、考え方に変化が生じました。
いや、そうせざるをえなくなったのです。
「これを生涯の仕事にしたのでは苦労するだけ。続かない。」と。
「やってみなきゃわからない」で始めたけれど、本質がわかっちゃった。
その後は本ブログで触れたとおりの動きを取るようになりました。
税務関係の仕事は可能だけれども、自分には向かないことに気付いたのです。
詳細は以下から始まる一連の記事をご確認下さい。
1.では、どうすればよいのだ
「では、どうすればよいのだ」、続きはここから始まりましたが、
具体化し始めたのは30代の後半からですし、固まったのはつい最近です。
年齢的にはあと数年で退職に到るような場所ですが、既にリタイアしています。
ただ、自分のビジネスを持っているので終わりはなく、その先も続く状況です。
今までとハッキリ違うのは、以前は他の「胴元」のために働いていたのが、
今は自分自身が「胴元」になったことです。
結果、以下のことが起きました。
(1) 自分の将来を自分で選択できるようになった。
(2) 関わる人々も自分で選択できるようになった。
(3) 特定のケースを除き、自分の人生を他人に荒らされることはなくなった。
併せて、経済的な安定や目標の達成、さらにその先の期待も生じました。
もちろん100%ではありませんが。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。