(京都黄梅院のアプローチ。ここは中の撮影が不可の場所。残念。)
答案作成はどこまで突き詰めればよいのか。
上限は模範解答が基準である旨をお話ししました。
では、ボーダーラインはどこにあるのでしょうか。
実は、指し示す位置に定位置は存在しません。非常にアバウトです。
ただ、各受験生の認識として持っておきたいものは存在します。
今回はその辺りをお話しします。
1.ボーダーラインを外すと底がない世界
ここ一週間は、ご自身の答案が読めるか否か、
その客観的な判断基準等をお話ししました。
では、その基準に客観的なものはあったでしょうか。
正直なところ「誰でも読める答案作り以外にない」というのが正解です。
人それぞれに文字や書き方にクセがあるのと同様、
読む側にも経験値の幅や真剣さの違いがあるからです。
この界隈の話はボーダーラインを外すと奈落の底に墜ちる可能性が。
誰しも自分のやり方を貫きたいですし、面倒は避けたいものです。
それを敢えて他人に読めるかどうか=他人基準に置き換えるのですから、
それが手間に感ずる方にとってはこの上ない苦痛かも知れません。
ただ、1年間の成果を数えるほどの紙面に書き起こすことを考えれば、
答案作成は、本試験の最重要課題の1つであることに間違いはありません。
1.専門学校では何を教えているのか
また、専門学校では何を教えるかと言えば「合格答案の作成法」です。
各規定を押さえることは、さらにその中の最上位にあるものであって、
合格答案の作成法の1パーツに過ぎないのです。
答案の作成法次第で合否が分かれることは日常茶飯事でした。
より確実な成果をもたらすために、
次回の本試験は、前回に+αの要素を持って挑んでは如何でしょうか。
…次回以後もこのテーマで角度を変えながらお話しします。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。