(信州蓼科横谷峡の乙女滝。すぐ横まで歩いて行ける場所にあるよ。)
答案作成に関してこの系の話をすると、
読みやすさとキレイさを混同して判断する方がおられます。
正直なところ、キレイさを目指した場合には、その科目は1年では終わりません。
どんなに優秀な方でも、また別の話になってしまうからです。
皆さんに目指して頂きたいのは読みやすさの方です。
両者は分けて考えて下さい。
1.読みやすさとキレイさの違い
読みやすさとキレイさ、両者にはどのような違いがあるでしょうか。
以下をご確認下さい。
まず、読みやすさとは「単純に読めるか否か」の話です。
ある程度の幅を持ち、書いてあることが誰でも同じように読み下せるもの、
そして、採点官にストレスを与えないことがボーダーラインだと考えて下さい。
一方、キレイさとは「完全無欠」の状態にある話です。
文字そのものもレイアウトも、
それぞれが印刷物のレベルを指していると考えて下さい。
例外があったり幅を持たせるという感覚の話ではありません。
非常に美しく、ある意味芸術的な答案であることに間違いはありません。
1.両者の混同には要注意
全体を眺めた場合、前者に該当する方は多数おられますが、
後者は、感覚的には1%程度の話です。
普通の方がそうなれる可能性は限りなく低いですし、
そうなる必要はないと考えて下さい。読めるならそれで充分です。
この面に関して問題を提起すると、
多くの方が後者のことだと勘違いします。ご注意下さい。
事実上不可能なレベルを目指すと、
その向こう側で自己否定やある種の諦めが生じます。
いずれの考え方も本試験では無用のモノばかりです。
要らぬモノは捨ててしまうに限ります。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。