©タツノコプロ

 

 

 

さて、今回は第3弾。英語関係の話です。

 

「意識高い系」は、その昔、「英語塾」に通うことがステータスでした。

TVCMもバンバン打たれ、「英語=スキル」的な定義づけも。

 

話せたから何なん?その次はどうするん?こうは考えずに。

それが世界への扉を開く切っ掛けだと勘違いしたようです。

 

そんな中での出来事です。

今回は英語関係の短編3連発だよ。

 

 

1.まずは新宿から

 

まずは冒頭タイトルの会社。既に潰れましたが。

ビル街を歩いていたら勧誘に手を引かれたのでついつい。

 

で、教室に連れ込まれていきなりレベル調査。

「知らないガイジンと話してみろ」というのです。

 

そんな経験もない当方。当然会話なんてできません。

聞く分には少々解るも、こちらからはダメ。直ちにギブアップ。

 

しかし、ガイジンは失礼なヤツです。

10分間は英語で話し続けろと指示します。初対面なのに。

 

もうその時点でウンザリ。

 

「英語ができない自分は足りない人間だ」とはこれっぽっちも思わず。

当方、頭を押さえつけられた程度で屈服するようなタイプではありません。

 

途中退席でサヨナラさせて頂きました。

何か背中で言ってたけどシラネ。英語わかんねぇから。

 

バーにすんな(バカにすんな)。

バイバーイ。

 

1.次いで渋谷

 

ここは勧誘の電話が掛かってきたんだけど、行くのが面倒になってキャンセル。

一応電話で断ったんだけど、行く道筋で接触事故起こされたってウソついて。

 

そしたら、あと何時間したら現場検証が終わるか、

今日がダメなら次はいつ大丈夫かってしつこく食い下がってくる始末。

 

例えウソだってバレてもソラねぇよな。

自分のウソを棚に上げて人間不信に陥る当方なのでした。

 

「もう二度と行かねぇから安心しろ」っつってお断り。

何だかどっちが悪いのか判然としないケースでした。

 

1.最後に横浜

 

街歩きをしていたらやっぱり捕まって。拉致られて事務所へご案内。

今回はオネイサンとの対面営業です。

 

しこたま英語を勉強することの重要性や将来性を説くオネイサン。

当方、ほーほー言いながらも帰りたくなって態度が悪くなる一方。

 

なのにオネイサンのボルテージは次第に上がって独り舞台。

方や当方はそんなオネイサンをみて冷めるばかり。

 

10分くらい話が続いていよいよオネイサンのクライマックス!

何とそのオネイサン、突然黙して当方の目を凝視。

 

えっ?えっ?どうしたの?

当方の態度が悪かったの怒っちゃった?

 

一応話はしっかり聞いていたけど。

一瞬どぎまぎしてしまいました。

 

 

 

けど、そのときふと周囲を見てわかっちゃったんだ。

あっちのテーブルでも同じコトしてるって。

 

黙って見つめ合ってる。営業のアンちゃんとお嬢ちゃんが。

何なんだこのシュールな光景は。

 

ほほ~う。なるほど。

そういう勧誘マニュアルなのね。

 

台本の最後に「相手の目を見て30秒沈黙する」って。

それを素でやってしまうオネイサン。

 

スゲーよな。いやスゲェ。いやホントに。

 

 

 

申し訳ありませんが、当方その時間内で顔面崩壊。

だって、ただ黙って「にらめっこ」してるだけなんだもん。

 

 

笑うなと言う方がムリだわさ

相手もバツが悪そうだったけど最後まで耐えていたよ。

 

にらめっこ勝負は相手の勝ちだね。

オネイサンのターンで終了だ!

唄:財津一郎

(キーワード①:ちゃんこてちゃんこてパックンコ)

(キーワード②:ピアノォ売ってェちょォだぁーい。)

 

で、申込みはしたかって?するワケねぇだろ?

にらめっこしただけで何万も払えるかっての。

 

当然だよ。バーにすんな。

「にらめっこでお買い上げ」なんてどこのアンポンタンよ。

 

 

もうね、やらセているヤツもやっているヤツも、ついでに冷やかしに行った当方も、みんなみぃ~んな、どうかしてますよっと。

 

 

あとね、当方、英語塾なんて通わなくても、

道案内程度ならガイジンとコミュニケーション取れるんだよ。喋れんけど。

 

その他、関係エピソードが2つあるんだけど、

勧誘とは別の話だから、また機会を設けてお話しします。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。