(神奈川久里浜花の国。さる年の5月下旬の風景。あと少しですね。)

 

 

今回は、税理士試験に挑戦する人に対する当方の印象を。

税理士試験を受験しようとする方の「レベル」をお話しします。

 

 

1.税理士試験に挑戦しようとする方のレベル

 

当方、講師をしている期間中はほぼ仕事漬け。外の世界とは断絶していました。

講師が仲間とか友達という感覚でしたから、改めて外に求める必要もなく。

 

付き合いのある方といったら不動産関係者と嫁氏事務所の顧問先(=社長)くらい。

ほぼ浦島太郎状態、一般の方との付き合いは、ほぼありませんでした。

 

で、退職する辺りから一般の方々ともふれ合うようになったのですが、

何かが違うんです。違和感。何が違うってズバリでは言えないんだけど。

 

恐らく、特に目指すものもなく漫然と生きている方の緊張のなさとか、

日々何気なく時間を浪費していることとか、そうしたものに対する違和感。

 

当然、あるべき論でも何でもないので、善し悪しの問題ではありませんし、

「ああすべき」「こうしなければならない」そんな軽い話でもありません。

 

何というか、そんな人々をみて、また会話するようになって、

改めてこう思うようになったのです。

 

「ああ、税理士試験に挑戦する人々は世の中の人とは全然違うんだな。」

「一段上の高みにいる人たちなんだな。」と。

 

 

1.一体何が優れているんだろう

 

で、改めて考えてみました。何が優れているのか。

全然足りていないのですが、とりあえず思いついたものを箇条書きで。

 

(1) 敢えて難関に挑もうとする気概を持っている。

(2) 強靱な忍耐力をもっている。ちょっとしたことではへこたれない。

(3) ある程度の計画性をもって行動できる。

(4) 物事の優先順序付けが比較的明確である。

(5) 様々なことを素直に受け入れる素地がある。

(6) 感情的な反応をしない(最近は「する人」が増えたが大抵受からない)

(7) 理知的な会話が出来る。話の軸をぶらさずに結論に至ることができる。

(8) 学問的な面に関する偏差値が高い。

(9) 孤独を厭わない(自然とそうならざるを得ないが)。 etc…

 

一般の方々は、なかなかこうしたものを持つ機会がなく、周囲に埋没。

そして、今日と同じ明日を迎えられたらそれでヨシとする傾向が大。

 

会話を交わしても、熱いだの寒いだのといった感情論や、

話の的を絞れずにダラダラ展開になるケースも多いのです。

 

普段からそのレベルで思考展開しているわけですから、

会話の内容がそうなるのが当たり前ですね。

 

「どうにかしなければいけない」、漠然と考えておられる方も多いのですが、

「漠然」を改善できず「最初の一歩」を踏み出せないでいるケースも多いのです。

 

 

1.自信を持って欲しい

 

受験生の皆さんは様々優れた面を持っているのですから、

過剰にならぬ程度の自信を持って頂いてよいと思います。

 

試験が上手く運ばないと「自分は足りない人間だ」と卑下するケースも見かけます。

しかし、挑戦した分の経験値を得られていますし、自身の特性も見えるはずです。

 

あくまでそういう姿勢で学ぶということが前提ですが、

感情的に目の前のノルマに四苦八苦するような場所にいるのでは勿体ない限り。

 

普通の人は自分が何なのか、どういう人間なのかすら解らずに生きています。

大抵は、仕事だ、生きるためのカネだ、目の前のハエを追いかけるのに精一杯です。

 

皆さんはこうした人々とは違うのですから、

もっと自分自身を高みに連れて行ってあげて下さい。

 

失敗したって最悪は元の場所=ゼロに戻るだけですよ。

 

注意しなければならないのは時間。特に10年選手。

歳喰ってからの10年って結構貴重だからね。浪費には注意を払って下さい。

 

量と結果が比例しない(=なかなか合格出来ない)のなら、

どうしたら結果に繋がるか、効率が、確率が上がるか、様々考え実行してください。

 

幾つかのヒントは本ブログの過去記事に残しておきましたから。

 

なお、結果が出なかった方法に固執しても結果が出づらいのは当然なのでご注意を。

同時に、量の不足との混同にも注意しながら歩みを進めて下さい。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。