(神奈川県三浦半島の突端近く。奥は城ヶ島に抜ける橋梁とマグロの冷凍庫。春の一景。)

 

 

今回も前回の続きです。仕事に関する悩みについて。

以前より続いていますので、一読して頂けると幸いです。

 

元はこの記事からの発展形です。

必要に応じてご確認下さい。

 

 

また、敢えてオブラートに包まずお話ししますが、

これはあくまで当方が感じ取ったものに過ぎません。

 

皆さん個々の考え方や今後の展望、

そして資格試験に挑もうとした初心を思い出して下さい。

 

 

1.受験生に早期合格して欲しい理由

 

当方が受験生に早期合格して欲しい理由の1つは、

目標の達成という単純なものだけに限りません。

 

世の中にはたくさんの職業があり、自由に選択できる。

その中で、様々経験した上で自分に最良のものと出会って欲しいと考えるから。

 

そして、目指したものがイメージと相違するものであったなら、

本当にずっと続けられるのかどうか、早期に見極める必要があると思うのです。

 

 

1.講師時代にみかけたケース

 

残念ですが、以下のようなケース、

講師時代に多く見かけました。

 

受験専念でグズグズしていい歳になってしまった。

業界に入ったはいいものの全く肌に合わず、我慢の連続だった。

 

就職時は年齢から関門も狭かったが、

この歳でも雇ってくれるならと妥協した。経験が積めたら充分だと考えた。

 

しかし、肌に馴染まず、結果としてイヤイヤやっている状態になってしまった。

所長とも折り合いが悪く鬱憤も溜まるようになった。

 

そして、受験に専念していて他の選択肢を育てなかった、考えもしなかった。

資格さえあれば何とかなると甘く考えていた。

 

今はにっちもさっちも行かず、進退窮まっている。

何のための苦労だったのか、自分でもよくわからなくなってしまった…

 

…これでは人生の日暮れ時が既にやって来てしまっているような状態です。

一度しかない人生なのに、なんて勿体ないことをしているのでしょうか。

 

 

こういったことは、早期に合格するなり職業経験を積むことで回避できますし、

早期に結論が出れば、早期に次への選択肢へ舵を切ることも可能です。

 

歳を食ってからどうしようと足掻いても、人生に残された時間も少ないところ、

若者とは段違いの選択肢しか残っていませんから、早いに越したことはないのです。

 

当方が受験生に早期合格して欲しい、そして早期に仕事を経験して欲しい、

そう思うのは、このような事態に至るのを避けて欲しいからなのです。

 

 

1.自分が目指すものや目指す場所を再確認して欲しい

 

今回の確定申告も終わり、

これから模試、そして直前期へと駒を進める時期になりました。

 

今まで以上にエネルギーが必要となり、

受験に打ち込む必要が生ずる時期でもあります。

 

受験を早期に終わらせるためにも、人生の指針を定めるためにも、

再度、当初の受験目的や今後の展望を描いて頂きたいと思います。

 

税理士資格を「型」として追い求めると、

無味乾燥のものとなるリスクが横たわっています。

 

本当に「資格取得だけを目的とした勉強」になってしまうかも知れません。

必要なのは「自分がどうなりたいのか、資格というツールをどのように生かすか」です。

 

資格はあくまで手段に過ぎませんから、目的との入れ替わりにご注意下さい。

資格を取ることがゴールなのではなく、取った後がスタートラインです。

 

そのスタートラインに立ったときにどちらに向かってよいか解らない、

これは避けたい事態です。

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。