7月1日に移転する、堺市立病院。
移転後は「堺市立総合医療センター」として、高度医療や救急・夜間診療なども行う医療施設となりますが、その移転先がJR阪和線・津久野駅近くということで、阪和線以外の堺市各所からのアクセスがどうなるのか?と思っていました。
今でも、JR津久野駅へは、堺東・深井・泉ヶ丘・栂美木多とを結ぶバス路線があり、特に泉北方面は充実してい一方、南海線・高野線沿線からのアクセスが弱い印象なので、ここらを充実させるのかな?と予想していました。
本日発表された新路線は、下記の2路線。
「中もず駅前~堺市立総合医療センター前」(M-1系統) 往復計30便
「石津川駅前~堺市立総合医療センター前」(M-2系統) 往復計20便
公式発表の運行時間帯と併せて考えると、M-1系統は1時間に1本(時間帯により2本)、M-2系統は1時間に1本(運行しない時間帯有り)、というところでしょうか?
その他、深井駅からの81系統、泉ヶ丘駅からの11・12系統、栂・美木多駅からの33系統は、昼間時間帯のみ堺市立総合医療センター前停車となるようです。
また、M-1・2系統は病院ロータリーへ乗り入れですが、津久野駅前が終着となる既存系統は、病院前の通称「泉北2号線」道路沿いに停車、となっていました。
M-1系統は、中もず駅前~北条間は既存の51・52系統(伏尾方面)と同じバス停で、その次は向ヶ丘住宅前ということで、途中バス停の新設は無い模様です。(既存バス停間の乗降もフリーの様子)
面白いのはM-2系統。既存の91系統(石津川駅前~西区役所前)を踏襲し、西区役所前から堺市立総合医療センター前間をノンストップ運転するようですが、現行平日のみ1日4往復の91系統を残しつつ新たに路線を設定しました。(こちらも既存バス停間の乗降はフリー)
M-1系統は、久々の「完全新路線」設定とも言える路線で楽しみですが、本数がちょっと・・・という感じ。
終日30分間隔、中もず~北条間は51・52系統と併せて15分間隔くらいになれば、病院だけでなく沿線住民の利用も期待でき、面白かったのに・・と思いましたが、運転手不足が叫ばれている中、これだけの路線を設定できたのは奇跡なのかもしれません。
もう1点、個人的な見どころは、現行の堺市立病院に乗り入れている系統がどうなるの?と言う点。
こちらは、まだ発表はありません。
堺市立病院のシンボル?ともいえる、ゾウさん。
新病院にお引っ越しするそうですよ