きのうの朝10時ちょっと前、天下茶屋駅にやってきました。
普段、この駅は平日の通勤時間帯以外は、まったりとした雰囲気なんですが・・・
けっこう家族連れが多く、ちょっと違う雰囲気に感じられます。
というのは、11月中の土日祝、天下茶屋から嵐山まで直通する臨時特急が走ります。
天下茶屋駅出発は10時15分ところあいの時間帯。
11月の京都・嵐山観光は、関西のみならず日本の(外国も?)定番となっていますが、
大阪南部からは遠いんですよね・・・かといって、クルマでは渋滞するし、ということで
行くのに躊躇してしまうんですが、この臨時特急は天下茶屋1回の乗り換えで、南海沿線と
嵐山を結ぶという、素晴らしい設定です
いつも、この黒板を見るたび「なか卯」を思い出しちゃうんですが(笑)、しっかりと直通特急を
アピールしています。
直通特急は、普段は降車専用の1番線ホームから出発します。
誤乗防止のためにホームを分けているんでしょうね。
普段はあまり意識することのない発車案内ですが、今日は賑やかですね。
後続の「準急 河原町行き」と相まって、「ここはどこ?」と思ってしまいます。
この「直通特急」ですが、特徴的なのが停車駅。
堺筋線内も、日本橋・天神橋筋六丁目のみ停車
阪急線に入ってからも、淡路・桂・嵐山線内の各駅にしか止まりません。
嵐山線は6両が限界のため、この直通特急も6両で運転します。
ホームの後ろ寄りに停まるため、前よりの階段は閉鎖されていました。
堺筋線内でも通過運転をするため、駅員さんが必死に案内を繰り返しています。
コンコースに2名、ホームにも2名の駅員さんが待機し、放送を入れていました。
それにしても・・・すごい人
電車は発車6分前の10時9分に、回送で入線しました。
あらかじめ並んでいた人は、全員着席できるほどの乗車率ですが、私が勝手に思っていた
よりもはるかに多い利用客・・・・
紅葉シーズンの京都は集客力ありますね。
なお、マニア率はかなり薄めですほとんどがグループ客か、家族連れ。
隣の準急河原町行と並べて1枚。
本当に、天下茶屋駅とは思えない光景ですね・・・
なお、行先表示はきちんと「直通特急」が用意されています。
さて、地下鉄線内の通過運転ですが、これは予想通り、通過時は徐行運転です。
体感ですが、おそらく時速30キロ程度でしょう。
これなら各駅停車にすればいいのに・・・と思いますが、6両編成(堺筋線は8両)のため、
ホームに案内の駅員を用意する必要があり、通過運転にしたのかな?と思います。
じゃあ、なぜ日本橋には止めるの?と思いますが、難波に近く、この辺りに宿泊した観光客を
京都に運ぶ目的がある、ということでしょうか。
5月の土日ダイヤ改正以降、堺筋線にも駅放送に英語が入りましたが、行先案内の時に
「via Nippombashi」と、「この電車は日本橋に行きます」というアピールもしていることから、
日本橋を重視している姿勢はよくわかります。
淡路で下車しました。
今日は単独行動(子どもは友達と遊びに行った)ので、ひとりで嵐山も、ね・・・
面白かったのは、淡路で梅田発の特急と連絡したことです。
しかも、停車駅の多い特急が先に発車し、桂にも先着します。
車内でも、桂へお急ぎの方・京都河原町方面へは、向かい側の特急にお乗換え・・・と
放送が入りましたので、もともと連絡を考慮したダイヤなんでしょうね。
一方、特急からも、多くの乗客が乗り換えてきました。
特急は通路までギッシリ一杯で、こちらは座れないもののゆったり立てるので、混雑回避で
乗り換えてきたのかもしれません。
淡路を1分違いで続行する特急と直通特急・・・すごいダイヤですね。
今回は、残念ながら淡路までの乗車となりましたが、思ったより多くの人が乗っているのには
本当にびっくりしました。
大阪南部から京都・嵐山までが1回の乗り換えで直結、しかもその乗り換えが天下茶屋という
乗り換えの距離が短い駅、ということで、心理的に「利用してみよう」という効果があったのでは
ないか?と思います。
ただ、大阪南部からの集客、という点では、やはり動物園前くらいには止めないと・・と思いました。
御堂筋線との乗換駅を豪快にスルーするなんて、もしかしてこの直通特急は南海とタイアップ
しているの?と意地悪なことを思ったくらいです。
と疑問はあったものの、この利用率なら、行楽シーズンの運転存続は決定でしょうね。
出来ることなら、1年中運転してほしいところですが・・・それは難しいかな?