名無しの745号 で到着した、博多南駅。
前回も書いたとおり、この博多南駅は、周辺住民からの「車庫への回送
列車に乗客を乗せてほしい」という陳情から、平成2年4月1日に開業。
ホームは1番線しかなく、横はすぐ車庫が広がっています。
なおホームは8両編成が限度で、鼻の長い500系が止まると、見学スペースが
ありません
車庫を眺めることができる・・・と思っていたのに、これは誤算。
車庫は、停車中の列車の車内から見ると、よく見えます。
「さくら」用N700系の水色がよくわかる写真。
車庫がいちばんよく見えるのは、博多南行き列車に乗って、博多南に
到着する前くらい。
オールスター勢ぞろい、といった感じの写真も撮れますよ!
さて、予想外なことに、博多南に着いた列車は車庫へ引き上げることなく、
ホーム据え付けのまま車内清掃が始まり、この列車が折り返すようです。
「回送のついでに乗客を乗せる」発想から始まったのに、今や博多南線も
昼間は1時間に1本、それもランダムでなくほぼ等間隔で運転されてます。
いったん駅の外へ。(久留米→博多の切符を提示すると、190円の乗り越し
精算でした)
写真は当初からの出口ですが、今や駅ビル!が出来て、直結通路もある
ので、この階段はあまり利用されていない様子。
何だか大阪近郊の小駅と、雰囲気が同じ
券売機(自由席特急券も発売)が3台、みどりの窓口もあります。
実は、この博多南線は「在来線」の扱い、だそうです。
JR西日本が当時の運輸省に申請した時「在来線」としたから、だそうですが、
国鉄→JRの民営化の際、「九州の在来線はJR九州が運営する」取り決めが
あったとかで、ひと悶着。
最終は「路線の運営はJR西日本、博多南駅はJR九州が管理」することで
決着。博多南駅はJR九州の管理駅となったのですが、昨年からJR西日本の
管理となったようです。
なので、在来線とはいえ、SUGOCAなどのICカードは使用不可。EX-ICにも
対応していません。(自動改札はあります。)
自動券売機で「博多まで290円」の切符を買うと、切符が2枚。
「乗車券」と「特定特急券」です。「特定特急券」は100円!
つまり乗車券は190円というわけで、地元利用客は「特急料金を取られて
いる感覚がない」ようですね。
なお博多行きの列車は、博多で折り返す一部を除き、博多から先の列車
名を表示。「こだま 新大阪行き」となっています。
でも車内表示は「博多行き」と、これまたカギカッコ付きの強調案内。
帰りは8号車にしたのですが、発車5分前から乗る乗る!
夕方4時過ぎの博多行きで、8号車の乗客は25名!よく乗ってます。
ところが・・・ドアが閉まって、ゆっくり動きだすか動き出さないかのうちに
入口から2人組が。もちろん間に合わなかったのが悪いのでしょうが、列車は
昼間1時間に1本、ということを考えると、駅員がホームに出てきて発車待ちを
かけることくらい、出来なかったのかな?と思います。
待っても10秒くらいのことですし。
(もちろん、列車ダイヤが5秒単位で組まれている、ということは承知の上です)
九州新幹線と線路が共用となって、余裕がないのかもしれません。
九州新幹線の全通で、博多南線はどうなるのか?と地元で話題になったよう
ですが、これだけ利用が定着していると、廃止なんてとんでもないですね。
朝7時台は5本も運転されてますし、これはすごい定着。
那珂川町のホームページ でも、博多南駅の紹介ページがあります。
0系の懐かしい写真付き
さて
帰りも行きと同じ500系、ということで、一計を案じて8号車にしてみました。
その理由・・・バレバレですね
子どもの大興奮が恥ずかしかった