今週からは・・・
「Sundayミュージアム」始まりますよ
勝手に「にちよう美術館」のテーマタイトルを変えただけで内容は殆ど同じなんですけどね
ということで、第16回目は世界的なファッションデザイナー・コシノジュンコさんの展覧会をご紹介します。
本展では、コシノジュンコさんの創造の原点でもある大阪・岸和田の高校時代に描いたデザイン画や装苑賞の受賞作から、60年代のブティックの風景、70年に大阪で開催された万博のユニフォーム、「対極」というコシノジュンコがファッションを通じて創出した世界観、大分・久住を本拠地に国内外で活躍するDRUM TAOの舞台衣装、琳派や能との響演など、現在までの活動の全貌を見ることができます。
大分県立美術館で5月29日まで開催中!
また、会期中には様々な関連イベントも開催されています。
先週の日曜日(4月24日)のトークイベントには、コシノジュンコさんと竹田市を拠点に活動する和太鼓演奏集団DRUM TAOの代表・藤高郁夫さんが登場
TAOとのなれそめの話では、「最初は太鼓なんて・・・」とTAOに全く興味を示していなかったコシノジュンコさん。
「先入観ってホントいけないわね~」とおしゃべりする姿がキュート
御年82歳とは思えないほど魅力的でした
実は、私もコシノジュンコさんのことをこんなに素敵な方だとは思っていなかったので、先入観ってホントいけませんね
TAOの舞台衣装や原点となったデザイン画(裸婦)の話、ブラジルのカーニバルに青森の立佞武多(たちねぷた)を持って行った時の話など、パワフルで面白いトークに魅了されました。
楽しいひと時をありがとうございました!
エントランスホールには、コシノジュンコさんがデザインした巨大アマビエが登場!
このアマビエちゃんは、大阪市北区のグランフロント大阪北館1階に展示されていたもので、高さは5メートルあります。
「今、なぜ、コシノジュンコ展、そして、大分で開催するのか?」
コシノジュンコの創作は、ほかのファッションデザイナーとは一線を画すものです。
何故なら、コシノジュンコの創作の本質は、単に服飾のデザインやモードの創造というだけではなく、服飾とそれをまとった人が織りなす姿を通して、宇宙や自然、人間など、我々を取り巻く万物の理(ことわり)、そして、そこに宿される「真」「善」「美」を指し示そうとすることにあるからです。
コシノジュンコの手がけるファッションやインテリア、アートイベントを見る者が、そこに驚きや刺激とともに、普遍なる美の姿をみとめ、心動かされるのは、そのためなのです。
経済や情報の格差、環境、ジェンダー、パンデミックなど、様々な課題を抱える現代社会において、今一度、私たちに宇宙や自然、人間の真の姿とそこに秘められている力や美に気づかせ、鼓舞させる、本展を開催する意義はまさにそこにあります。
悠久の時を刻む宇宙、その中の青く輝く美しい惑星=地球、そして、そこにくらす人々、これらすべてのものに捧げたコシノジュンコの創造(クリエーション)=「生への讃歌」を、コシノジュンコのファッションとともに国内外で感動のパフォーマンスを繰り広げる和太鼓パフォーマンス・グループDRUM TAO の拠点である、ここ大分から世界に向けて発信します。
(OPAM公式サイトより)
大丈夫。今がいちばん若い
生きているうえで、いちばん若いのは「今」なんですね。
昔を振り返ってあの頃は若かったわねぇ、
なんて言っていても時間のムダです。
過去に執着しても意味はないし、時は戻せない。
だから、いちばん若い今がスタートの時だと思いませんか?
(「コシノジュンコ56の大丈夫」より)