④つづき


税関の人から商品の内容、取引の内容について聞かれますので、正直に回答して下さい。

その後、次のような書類に必要事項を記載するように言われます。

書式はこちら↓からダウンロードできます。

http://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_C/C5020.xls


(↓こちらに記載のポイントがありますが、実際の書類を見ながらのほうがわかりやすいと思います。)

http://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_C/C5020k.pdf



税関のブログ-輸入(納税)申告書

①輸入者(あなた、もしくはあなたの会社)の名称、住所、電話番号を記載し、印鑑を押しましょう。(シャチハタ不可)


②外国の取引先名、住所を記載しましょう。(インボイスに記載されているものそのままでOKです。)


③到着地、出発地、便名/船名、船荷証券番号(AWBもしくはB/L番号)、搬入倉庫を記載しましょう。(便名はAWBに、船名はB/Lに記載されています。)


④到着地のコード(関空ならKIX、成田ならNRT、神戸港ならUKB)、貿易形態(飛行機なら118、船なら518)、原産地コード(中国ならCN、アメリカならUS、タイならTH)を記載しましょう。


④統計品目番号を記載しましょう。

※これが一番難しいです。(税関に備え付けの実行関税率表を調べて記入しましょう。)
税関のブログ-CUSTOMS TARIFF 2011

       (実行関税率表2011)


統計品目番号は基本的に世の中に流通する全ての品物が含まれています。

4桁の大分類、2桁の中分類、3桁の細分+1桁のシステム用コードで表記されます。


例えば、

生きている馬     :0101.90-122(関税340万円/頭)

フローズンヨーグルト:0403.10-211(関税26.3%)

皮製のベルト     :4203.30-200(関税12.5%)
ウールのせーター  :6110.11-020(関税10.9%)

マウンテンバイク   :8712.00-299(関税FREE)


※自分の輸入するものの統計品目番号をお知りになりたい方は、お気軽にコメントを入れて下さい。



⑤関税の計算をします。

※機械部品などは無税ですのでFREEで0円でかまいません。

※衣類などはCIF価格(インボイス価格)の千円未満を切り捨てたものに、税率をかけて算出します。(百円未満切捨て)


⑥税金の合計を算出します。

※CIF価格+関税に4%掛けたものが消費税、消費税に25%掛けたものが地方消費税です。


申告書ができたら、税関の人にチェックしてもらって、収納課で納税すると輸入許可のハンコをくれます。


次回に続く...