帰りの会が終わり、いよいよ夏休みだと皆は浮き足だってた。
遊ぶ約束をする者、予定を話し合う者、
とにかく皆楽しそうだった。
(私も良祐とデートの約束したいな)
良祐、それは私の彼氏の名前。
勇気をだして告白した私のとても大好きな人。
彼がいるだけで幸せだった。
私はデートの約束をするため良祐に会いにいった。
私と彼は別クラス。
初めそれを知って落胆したものだ。
私は教室の中を覗き込む。
しかし良祐はいなかった。
鞄は置いてある。
なら何処へ行ったのだろうか?
近くの生徒に聞く。
「あ、良祐何処に行ったか知らない?」
「ん?あぁ。良祐なら先生の手伝い。」
「いつ戻って来るかな?」
「んーしばらく掛かるんじゃないか?
倉庫整理らしいから。」
「そっか、ありがとう。」
成る程、それなら仕方がない。
邪魔になる訳にはいかない。
彼は生徒会役員なので、たまにそんな仕事を頼まれることがある。
他の生徒は手伝わないのか?と疑問を持つだろう。
基本、一般生徒は倉庫の中立ち入り禁止だからだ。
手倉庫の中には色々な書類などがある。
他の生徒に持ち出しをされないためだ。
だから生徒会役員でもない私は手伝えないし、
いても役にたたない。
なら此処でおとなしく待つしかない。
そう思い、一旦自分の教室に戻った。
時間が経ち、教室の窓からはすでに夕暮れの空が見え始めていた。
そろそろかな?と思い、良祐の教室へ行く。
教室の中にはすでに良祐がいた。
「あ、」
「ん?」
私の発した声に反応し振り替える。
「え、っと終わったんだ。」
「あぁ、愛美か。待っててくれたのか?
長かっただろ」
「だ、大丈夫。そんなに時間経ってないし・・・・」
大好きな彼を前にし、緊張してうまく話せない。
そんな私に彼は近付いてくる。
「ははっw、んな訳あるか。2時間位は経ってるぞ?w」
彼は怒ったような、呆れたような表情をしている。
心配してくれてるような気がして嬉しかった。
「なーににやけてんだよw」
「へ?」
良祐は私の頬をつねった。
おっと、顔にでてたか。
「うー!ひはいー!はなひてー!」
「あははっ!変な顔w」
私は良祐の手を無理矢理剥がす。
む、ヒリヒリするぞ?
・・・・強くつねってくれやがったな!
「痛いじゃん!酷い!良祐の馬鹿ー!!」
私はポカポカと殴る。
「痛い、痛い。悪かったよ。」
大して悪びれもなく言う。
(絶対痛くないでしょ!)
「うー」
私は自分の頬をさすりながら良祐を軽く睨む。
「悪かったってwごめん」
「ふんっだ!」
「拗ねんなよw」
そういって良祐か私の頭を撫でる。
・・・・そんなことしたら怒れなくなるじゃん。
良祐は私の頭から手を離す。
「ほんとにごめん・・・・。」
真剣な声だった。
何を真面目に謝ってんるんだと言ってやろうと
彼を見た。
言おうと思った。
けど出来なかった。
彼の顔が真剣で、痛みを持って苦しそうに歪んでて、
言えなかった。
何でと、どうしてと、聞こうにも言葉がでない。
とても嫌な予感がした。
「愛美・・・・。」
聞きたくなかった。
耳をふさいで逃げ出したかった。
「俺たち、別れよう・・・・。」
< 続く >
遊ぶ約束をする者、予定を話し合う者、
とにかく皆楽しそうだった。
(私も良祐とデートの約束したいな)
良祐、それは私の彼氏の名前。
勇気をだして告白した私のとても大好きな人。
彼がいるだけで幸せだった。
私はデートの約束をするため良祐に会いにいった。
私と彼は別クラス。
初めそれを知って落胆したものだ。
私は教室の中を覗き込む。
しかし良祐はいなかった。
鞄は置いてある。
なら何処へ行ったのだろうか?
近くの生徒に聞く。
「あ、良祐何処に行ったか知らない?」
「ん?あぁ。良祐なら先生の手伝い。」
「いつ戻って来るかな?」
「んーしばらく掛かるんじゃないか?
倉庫整理らしいから。」
「そっか、ありがとう。」
成る程、それなら仕方がない。
邪魔になる訳にはいかない。
彼は生徒会役員なので、たまにそんな仕事を頼まれることがある。
他の生徒は手伝わないのか?と疑問を持つだろう。
基本、一般生徒は倉庫の中立ち入り禁止だからだ。
手倉庫の中には色々な書類などがある。
他の生徒に持ち出しをされないためだ。
だから生徒会役員でもない私は手伝えないし、
いても役にたたない。
なら此処でおとなしく待つしかない。
そう思い、一旦自分の教室に戻った。
時間が経ち、教室の窓からはすでに夕暮れの空が見え始めていた。
そろそろかな?と思い、良祐の教室へ行く。
教室の中にはすでに良祐がいた。
「あ、」
「ん?」
私の発した声に反応し振り替える。
「え、っと終わったんだ。」
「あぁ、愛美か。待っててくれたのか?
長かっただろ」
「だ、大丈夫。そんなに時間経ってないし・・・・」
大好きな彼を前にし、緊張してうまく話せない。
そんな私に彼は近付いてくる。
「ははっw、んな訳あるか。2時間位は経ってるぞ?w」
彼は怒ったような、呆れたような表情をしている。
心配してくれてるような気がして嬉しかった。
「なーににやけてんだよw」
「へ?」
良祐は私の頬をつねった。
おっと、顔にでてたか。
「うー!ひはいー!はなひてー!」
「あははっ!変な顔w」
私は良祐の手を無理矢理剥がす。
む、ヒリヒリするぞ?
・・・・強くつねってくれやがったな!
「痛いじゃん!酷い!良祐の馬鹿ー!!」
私はポカポカと殴る。
「痛い、痛い。悪かったよ。」
大して悪びれもなく言う。
(絶対痛くないでしょ!)
「うー」
私は自分の頬をさすりながら良祐を軽く睨む。
「悪かったってwごめん」
「ふんっだ!」
「拗ねんなよw」
そういって良祐か私の頭を撫でる。
・・・・そんなことしたら怒れなくなるじゃん。
良祐は私の頭から手を離す。
「ほんとにごめん・・・・。」
真剣な声だった。
何を真面目に謝ってんるんだと言ってやろうと
彼を見た。
言おうと思った。
けど出来なかった。
彼の顔が真剣で、痛みを持って苦しそうに歪んでて、
言えなかった。
何でと、どうしてと、聞こうにも言葉がでない。
とても嫌な予感がした。
「愛美・・・・。」
聞きたくなかった。
耳をふさいで逃げ出したかった。
「俺たち、別れよう・・・・。」
< 続く >