衛生管理者は合格率も比較的高い資格で
一見、思いのほか簡単に取得できるのでは、
と思う方も多いと思います。
もちろん、所謂司法試験や公認会計士試験などの何年も学習して
取得できるかどうか、といった難関試験に比べれば簡単なのは
間違いありませんが、適当に学習して取れるほど簡単でもありません。
あくまで、しっかり学習した上で比較的取得しやすいというだけなのです。
そして、もう一つ、衛生管理者を取得するためには、
受験する必要がありますが、この受験資格要件が
意外と大変で、誰でも思い立ったから受験できると
いうわけでは無いのです。
いくつか要件がありますが、特に要チェックなのが、
実務経験を証明するための事業者証明書の提出です。
この証明書は企業側が書くのですが、要するに
本資格を取得するには、企業側の協力も必要であるということです。
仮に企業を退職した後に、取得を思い立った場合、その退職した
企業に依頼する必要が出てきます。その際、その企業が倒産していたりした
場合、それを証明してくれる企業はないということになります。
あるいは、企業があっても、退職時に揉めたりしていた場合、
なかなか頼みづらい状況かもしれません。
つまり、取れる時に取るのが一番ベストな資格なのです。
もしすでに受験資格要件を満たしているのであれば、
今さほど必要性を感じていなくても、取っておいて損は
ないと思います。
特に、しっかり学習すれば、2、3か月での取得が
目指せますので、要件を満たしている人は
とりあえずであっても取っておきましょう。
企業が法的に設置を義務付けられている資格です。
いつ役に立つ場面が訪れてもおかしくない
お得な資格ですよ。