ここのところ前にもまして体調が悪くほぼ一日寝込んでいる状態で、りんに足ダン要求されてなんとかごはんをあげたりお掃除をしてあげたりということが続いていた
うちにお迎えして約3年
ついこの間誕生日のお祝いをしたばかりだ
だからというわけじゃないけれど、これからもずっと一緒に過ごしていくんだとそう考えていた
けれど、今のままではりんを遊ばせてあげることもできないし、最悪餓死させてしまうかもしれない
そういうことを色々考えて、凄く悩んだ挙句、別の人のところで幸せになってもらおうと、苦渋の決断をした
募集をかけたら、りんはかわいいしまだ若いから、すぐに里親候補になって下さる方が沢山名乗りをあげてくれた
飼ったことがないというひとからベテランさんまでいろいろなひとがいたけれど、会話を通じて、これからりんをずっと慈しんでくれて、自分のようにならないような、ちゃんとしたご家庭の方を選ばせていただいた
そして先程、ご家族にあい、りんを託してきた
きっと、りんを幸せにしてくれると願って
最後に触ったりんはやはりもふもふしていて暖かかった
顔も見たけれどもう涙が出そうになってしまってはっきりみえなかった
昨晩のりん
お手入れもまともにしてあげていなかったから、毛並みが少し残念だ
最後ぐらい綺麗にして送り出してあげたかった
食料や備品はご家族が困らないようにできるだけ渡せるだけお渡しした
だから、もう部屋にはケージとトイレと食器ぐらいしか残っていない
ゴキュゴキュとボトルから水を飲む音や、パツパツパツパツとケージの奥から聞こえてくるチモシーを食べる音や、モグモグとペレットを食べる音、ジャンプして2階のロフトに寝転ぶ音、全部、聞こえなくなった
ぺろぺろとなめてくれることや撫でてと頭を手にこすりつけてくることももうない
楽しい3年間だったと、改めて思う
りんと出会えて本当によかった
最後は毎日りんにかけていたこの言葉で締めくくりたいと思う
「健康で、元気で、長生きしてね、りん。」