🏍️格安グリップヒーターを試す!〜純正品3万円に躊躇した結果〜

1. 導入:寒さ対策の必要性

北海道に雪が積もり始める頃、ここ九州でもツーリング中の手の冷えが厳しくなり、寒さ対策が必須となります。気温が10℃前後になると、手の感覚が鈍り、安全な運転に支障が出始めます。

今年9月にバイク(ヤマハMT09/RN69J)を買い替えたばかりで、今のところ寒風を防ぐ手段はウインターグローブしかありません。

そこで、純正のグリップヒーターの購入を検討しましたが、部品代だけで約3万円という高価格。九州の冬は比較的短いため、コストパフォーマンスを考えて導入をためらっていました。

2. 決断:格安社外品の導入へ

幸い、バイクの買い替え時にスマホナビ用の電源回路を追加する準備をしており、3つ分の回路に余裕がありました。この余裕を活かし、試しに社外品の格安グリップヒーター(約3,000円)を取り付けてみることにしました。

3. 使用感レビュー:価格以上の満足度

✅ 期待以上の暖かさ

実際に使ってみてわかったのは、今回の安価なグリップヒーターでも十分に実用的な役割を果たすということです。

  • 暖かさ: 厚手のウインターグローブをしていても、指先までしっかり暖かさを感じられました。手がかじかむことはありません。

  • コストパフォーマンス: 単価3,000円なので、純正品(3万円)と比較すると、10シーズン連続で新品が使える計算になります。

⚠️ 気になる点

  • 操作性: グリップが若干太くなるため、操作性を考えると、もっと薄いグローブを使いたいと感じました。(手が小さめでも巻き付け式による太さは許容範囲でした。)

  • 電源操作: 電源を入れる際に、スイッチを強めに長押しする必要がある点が少し気になりました。

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4. 詳細な動作モードと適切な温度

💡 一般道(日中)での使用感

モード 動作 体感温度(薄手グローブ/10℃超)  
高温(赤) 起動時のモード 熱いと感じる  
中温(青) 自動移行 高温とあまり変わらない  
低温(緑) スイッチ切替 ちょうど良い暖かさ  

 

電源を入れると**高温(赤)で起動し、しばらくすると自動で中温(青)に切り替わる仕様です。気温10℃程度であれば、スイッチで低温(緑)**に切り替えるのが快適でした。(※体感には個人差があります)

🛣️ 高速道路での使用感

  • 日中: 中温(青)で快適。

  • 夜間: 気温が下がり(5℃~10℃程)、走行風で手の甲側が冷えるため冬用グローブを使用。生地が厚くても暖かさはしっかり伝わり、手の冷えを感じることはありませんでした。


5. 取り付けに使用した部品と費用

部品名 用途 概算価格
heranグリップヒーター 本体(巻取り式) 約3,000円
キタコ電源分岐ハーネス アクセサリー電源(ACC)取り出し用 約800円
デイトナDユニット 電源の一括管理(3系統) 約2,500円
デイトナUSB/12V電源 スマホナビ・その他電源用 約3,000円
合計   約9,300円

 

※注:

  • グリップヒーターのみの使用で、アクセサリー電源(ACC)から直接取れば、約6,800円(ヒーター+電源+分岐ハーネス)で済みます。

  • バッテリー直付け式(ACC連動なし)を選べば、約3,000円(ヒーターのみ)で取り付け可能です。

  • 他に、ギボシ端子、タイラップ(インシュロック)、圧着工具などの工具類が必要です。

6. 取り付け手順の概要

🛠️ 電源回路の施工

  1. 部品チェック: シートを外し、用意した部品と配線を並べて、配置、長さ、端子(ギボシ)の取り付けを準備します。

  2. ACC電源の確保: キタコの電源分岐ハーネスをブレーキランプ回路に割り込ませ、ACC電源と連動させます。(カプラを抜き差しするだけの簡単な作業でした)

  3. Dユニットの設置: Dユニットの細い赤線(ACC連動線)を手順2で用意したギボシ端子に接続します。その後、バッテリー端子(マイナス→プラスの順)を外し、Dユニットの主回路端子をバッテリーに接続します。

  4. 電源の配線: デイトナUSB電源とグリップヒーターの配線ルートを決め、ハンドルに取り付け、タンク下のルートを通りDユニットまで仮固定します。

🔧 グリップヒーターの設置

  1. ミラーを外し、付属の金具でグリップヒーターのスイッチ台を設置し、両面テープでスイッチを貼り付けます。

  2. タンクの固定ボルトを緩めてタンクを少し浮かせ(クッション材で保護)、電源配線をDユニットまで通し、接続します。

  3. 動作チェック: キーON後に、各電源やヒーターが正しく動作するか確認します。

  4. 復元: 確認後、キーOFFし、タンクやシートを元に戻します。ハンドルを左右に動かし、配線に影響がないことを確かめます。

  5. 走行テスト: 走行してみて異常がなければ作業完了です。

【補足】 巻き付け式のヒーターは、アクセル側が走行中に少しずつずれる場合があるため、付属のタイラップ(インシュロックタイ)で固定するのがおすすめです。

 

🌡️ 格安グリップヒーターの耐久性と注意点

今回導入された社外品の格安グリップヒーター(巻取り式/3,000円程度)はコストパフォーマンスに優れますが、純正品と比較するといくつかの注意点が考えられます。

1. 物理的な摩耗・劣化について

a. 発熱体(ヒーター部分)

  • 構造上の懸念: 巻き付け式は、発熱体がグリップの上に外付けされているため、グリップそのものを交換する純正品よりも、使用による摩擦や伸縮の影響を受けやすい可能性があります。

  • 予想される寿命: 毎日ハードに使用した場合、ヒーターの断線や、熱による素材の硬化・劣化が、純正品より早く発生する可能性があります。

b. スイッチユニット

  • 耐久性: 電源のオン・オフや温度調整に使用するスイッチの防水性能や耐久性が、純正品に比べて劣る可能性があります。スイッチの長押し操作に違和感が出始めたら、水分の侵入や接点の摩耗を疑う必要があります。

  • 長押し操作: 「電源を入れるのに強めに長押しが必要」という点が、スイッチの初期品質または耐久性の懸念点となるかもしれません。

2. 取り付け方法による耐久性

a. ズレの固定

  • アクセル側のズレ: アクセル側がわずかにずれるとのことでしたので、タイラップ(インシュロックタイ)での固定は必須です。このタイラップが緩んだり、切れたりすると、ヒーターが回転して配線が断線する原因になるため、定期的なチェックが必要です。

b. 配線の防水・保護

  • 配線の露出: タンク下など適切なルートで配線されていても、ヒーターとスイッチ周辺の配線は振動や風雨に晒されます。配線接続部(ギボシなど)の防水処理や、タイラップでの適切な固定が、長期的なトラブル防止に重要です。

3. コストメリットからの割り切り

今回のヒーターは「単価3,000円」であり、純正品の1/10の価格です。

  • 買い替えの容易さ: 仮に2~3年で故障したとしても、毎年買い替えても数年で元が取れる計算です。**「数シーズン使えれば十分」**という割り切りをもって使用すれば、精神的な負担は少なくなります。

  • シーズンオフの取り外し: 「シーズンオフは取り外せる」という条件で設置されたため、故障しても本体を交換するだけで済み、修理の手間も少なくて済みます。


💡 まとめ:耐久性を持たせるためのポイント

チェックポイント 実施頻度
アクセル側の固定 走行前(または給油時)
スイッチの動作 使用時
配線の緩み・損傷 シーズン開始前/オフ時
ヒーター本体の硬化 シーズン開始前/オフ時

 

以上ですが、今回準備した部品を下記に記載します。

 

準備した部品

 キタコ電源分岐ハーネス 約800円

 スズキ・・・と記載がありますが、

 ヤマハMT09(RN69J)でも使えます。

 

 デイトナDユニット 約2,500円

 

 

 

 

 

 デイトナUSB電源、12V電源 約3,000円

 

 

 

 heranグリップヒーター 約3,000円