自立と依存の心理 加藤諦三 p57


“かつての日本のビジネスマンにとって会社とその派閥は自分を保護してくれる[母なるもの]であった”


「日本企業が共同体化した理由」という節の一文です。

かつての日本のビジネスマンは、小さい頃母親との関係で満たされなかった近親相姦願望を会社や派閥に自らを同一化することで満たそうとしていた。というのがその理由となります。

彼らは会社や派閥に心の支えを求めたわけです。

しかし、このような共同体的な会社がなくなってきたことにより、今の日本のビジネスパーソンの心には、病が蔓延してしまいました。会社が本来の機能集団となってしまったのです。

目先の成果主義に囚われてしまい、毒の侵入を防ぐための堰まで取っ払ってしまったイメージですね。