自分をいちばん幸せにする生き方 加藤諦三 p167


“自分のしたいことをして嫌われるのが怖いから、自分を裏切り続ける。その結果、自分にも相手にも憎しみを持つ”


私には兄がいます。兄は、私を操り人形のように操作しようとしてきます。私は私で依存体質です。私たち兄弟の間には、いわゆる、関係性の病理が成立しているように思います。

数ヶ月前に私が帰省した時の話です。兄とワインを買いに行き、私がどの銘柄のワインを買おうか迷っていました。兄が「これでいいんじゃない?」と指をさして示しました。最終的に、私は兄が指し示すワインとは違うワインを買いました。その際、兄は「あっそう、好きにすれば」と拗ねた口調で言いました。そして、私の買ったワインには一切口をつけませんでした。

兄は、私を後悔させてやろうとしているのです。「自分の素晴らしい忠告を無視して、バカな選択をした」と思わせようとしているのです。

今は、私は県外で別居していて、兄の支配下になく、たまに帰省して数日、家族と共に過ごす程度です。そのせいか、兄の支配的言動が目につきやすく、それに対して私は意識的に反発しようとしています。自分の意思を尊重したいからです。もう、誰の操り人形にもなりたくないからです。もう、“自分にも相手にも憎しみを持”ちたくないからです。兄の指し示すワインを買わなかった理由もそこにあります。


世の中には、兄よりも支配的な人間はたくさんいます。私の職場にもチラホラとそのような人間が目につきます。

そのような支配的な人間と、また関係性の病理を築いていかないように、自分も、そして相手も大切にすることを意識して行動していきたいと思います。