自分をいちばん幸せにする生き方 加藤諦三 p6
“イライラするのは、心の外側で今起きていることにイライラしているのではない。外で起きていることを通して、もともとイライラしている心の中が刺激されているだけである”
大事なのは「心の土台」ということを言っています。
心の土台が憎しみに満ちているから、外で起きていることを通して、その不満が表現されているだけということです。
小さい頃から不満だらけの人生を歩んできた人は、イライラしやすいということになりそうです。心の土台が憎しみだらけになるはずですから。
また、そのような人にただうるさいからと言う理由で「イライラするな」と外側から訴えるのも少し可哀想だなと感じました。そのイライラしている人は、もしかしたら耐え難い理不尽の中で育ってきた可哀想な人なのかもしれません。ただでさえ不幸な人生を歩んできた人に対して更に不幸を継続することを強要しているようで、心苦しいです。幼い頃の事故で普通の歩き方ができなくなってしまった人に対して「普通に歩け」と言っているのと同じように感じます。
ただ、この問題は目に見えない部分の問題なので、対応は非常に難しいと思います。単に自分勝手なワガママでイライラしているだけという人も、もちろん存在します。ただのワガママ放題な人を可哀想な人として応対しても、それは本人のためになりませんので。
ではどうするのか?という段階になると、私はお手上げです。何か智慧のある対応が必要となりそうです。
私がこの段階で今できることは、イライラしている人に対して、「もしかしたら不幸な人生を歩んできた人なのかもしれない」という想像を働かせるだけです。それだけでも相手に対しての慈悲の心が芽生えてくるという効果はあります。