アメリカにトランを送って行ってから、2ヶ月半が経ちました。ニューヨークのハドソン川近くのお家で、幸せに暮らしていました。オーナーのリッチから、毎日写真やビデオが送られてくるので、私も安心です。



一緒にいるのは先住犬のタワーです。私の尊敬するカナダのフェンヒル犬舎、バーバラがブリーダーです。

バーバラの紹介もあり、トランをお譲りしたのですが、とにかく良いオーナーさんで、嬉しい限りです。


しかし10日程前、リッチから悲しい知らせが届きました。

先住犬タワーが、脊椎を損傷して麻痺してしまったと。

そしてその損傷は脊椎C6だけですみ、回復の見込みは充分にあることが、続報として届きました。そして、タワーの治療は、バーバラに委ねることになるということでした。

バーバラは、世界屈指のディアハウンドブリーダーです。ディアハウンドに関する書籍も出版する、第一人者なので、もちろんそれが一番良いと、私も思いました。
するとバーバラは、タワーが回復する間、トランも預かる事をリッチに提案したのです。理由は、トランは育ち盛りなので、運動が必要で、彼女の所で他の犬達と暮らすのが、トランの成長に良いだろうと言う事でした。


フェンヒルの全景です。敷地面積2万坪、カナダのオンタリオ州にあります。
ウィキペディアでディアハウンドを調べると、出てくる写真のディアハウンドは、フェンヒルのチャンピオン犬です。このような環境でトランは、成長させてもらえる事になったのです。
バーバラは、一目でトランを気に入ってくれました。
"トランは責任を持って預かるから、何も心配しないで良い。私は彼をとても気に入った。トレーニングを入れて素敵なチャンピオン犬にするから。"
と、彼女から親切なメールが届きました。



トランはフェンヒルでも幸せそうです。タワーも順調に回復しているようです。バーバラはトランを面白がって、毎日のように写真をくれます。これで、またバーバラとの絆が強くなりました。
私はつくづく、恵まれていると思います。トランの成長が、楽しみです。