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第六回目は、「星占いのしくみ」です。


この本を手に取った縁(わけ)は....

セッションをしていて、
私が何より気を付けているのは、伝え方、です。
たとえば、聞かれたことに対し、
マイナスなことが見えた場合。
それを、どう伝えるか。
時々悩みます。

それは、普通の人以上に、
占い師の言葉は、受け手にとって、
言霊となってしまうからです。

また、質問をされた時、
いつもより答えるまでの間が少し長い、
と言うだけでも質問者はナーバスになってしまいます。

石井ゆかりさんは、まさに、
伝え方の名手だと、彼女の星占いを読むたび、思います。

石井さんの星占いには、
基本的にネガティヴな言葉が出てきません。

あたたかく、時にダイナミックに、
詩情豊かに、
星からのメッセージを伝えます。


そんな石井ゆかりさんのことを、
もっと知りたい、彼女は、星占いというものを、どのように捉えているのか知りたくて、
この本を手に取りました。

星占いの名手になったきっかけは、
なんと、学生時代の元彼の今カノが、
星占いが得意だということを聞いて、
星占いってなんぞや!?
と思ったことが原点という、
意外なスタートでした。

つまり、彼女の星占いの歴史は、
自身の失恋から始まっているのだなぁ、と。

そして、星占いのしくみから、暦と占いの関係、理論、歴史と、彼女独特の理解しやすい言葉で詳しく書かれています。
第三章では実際に気になる運勢を読んでいきますが、ペンとノートを用意してメモを取りながら読み進めていくと、分かりやすいです。
『日々のことは動きの速い星で見て、今年などのスパンの長いことを見る時は、動きの遅い星で見る』
するすると、腑に落ちてくるようでした。


最後に、星占いの大先輩、鏡リュウジさんとの対談では、
「いいことが書いてあるけど、全然当たらなかった」
と読者から書き込みがある、と
おっしゃっていました。

悪いことが当たることを、
どこかで期待している人も少なからずいる、と。

それでも彼女は、背中を押すような前向きなことのみを、今でも書き続けています。

星の言霊を、
誰よりも信じているのかもしれません。

さて。
星占いのしくみも、更に詳しくなれたことですし。

今夜は、この言葉で締めくくりたいと思います。

見上げてごらん、夜空の星を。


著者:石井ゆかり・鏡リュウジ
発行所:平凡社