リリーは歌声にエネルギーを乗せ、光弾に変換して弾幕を展開する。
霊夢と魔理沙に向け、激しい歌を唄ってみせる。
元来、音は360度の広範囲に拡散する傾向が強いため、
その弾幕が広がる範囲は、並の妖を凌ぐほど大きい。
また、リリーの持つ転世の声量が手伝い、厚みもかなりのものだ。
「おいおい、最近の妖精社会では、力のインフレでもすすんでるのか?」
「泡のようにはじけてしまわなければ良いんだけどね。
 まともに相手をするのは、相当骨が折れそう。
 速攻で良い? それとも、暫く付き合って我慢してみる?」
「速攻に一票だぜ。それじゃ、よろしく頼んだぜ。」
「私が撃つの? 別に構わないけど…ちゃんと後は詰めてよ?」
「私が外した事あるか?」
「ま、それもそうね。いくわよ…霊符:夢想封印!」
夢想封印がリリーの声を掻き消し、場に空間を生み出す。
スペースさえ出来上がれば、場の支配権はスピードに勝る魔理沙にある。
その瞬発力を存分に生かし、瞬時にリリーを射線上に捉える。
「捉えたぜ。悪く思うなよ?」
レーザーがリリーの脇腹辺りをかすめる。
出力の高いレーザーは、少し触れるだけでも結構なダメージになる。
最初は敵対心を持っていなかった争いであったためか、
リリーはこれによってすぐに戦意を喪失、ふらふらと逃げ始めた。