そこで、霊夢の札がルーミアの髪に絡みつく。
ルーミアの姿は、元の幼い姿に戻り、力も小さくなっていく。
同時に、身体の傷も癒えていく。体力的な上限も下がるため、
相対的に体力や傷が回復しているようだ。
「ん~…あれ、巫女だ~。あんた達もまだいたのか~?
 今日はもう、眠いから寝たいんだけど…。」
「…そうね、邪魔して申し訳なかったわ。
 もう帰るから、存分に眠って頂戴。」
「そ~なのか~? それじゃ、そうする~。」
ルーミアは、3人からふわふわと離れるように浮かび、眠りに付いた。
まるで、今まで何も無かったかのように、安らかな表情で。


「…で、どういうことかしら、2人とも。
 ひどい怪我してるみたいだから、長くは聞かないつもりだけど。」
「何てことはないわ。ただの好奇心よ。」
「ただの好奇心で、あれだけの力を解放されちゃ、
 周りがたまったものじゃないの。いい加減にして。」
「違う、レミリア様は…」
「咲夜! 構わないわ。霊夢の言う事は正論よ。」
「しかし…」
「及ばないわ。霊夢、今回の件については、私が悪かったわ。
 謝罪する。解っていると思うけど、ルーミアに罪は無い。
 罰するなら私を標的にしなさい。」
「その身体で何を言うかと思えば…。
 別にもう良いわよ。困り事の根源は解決したんだから。
 ただ、理由も無くこんな馬鹿なことしないでしょ?
 それが気になっただけよ。珍しく相手の力を見誤った?」
「いいえ、見誤ってはいなかった。手なずけられなかっただけよ。」
「見誤ったも同然でしょ。とにかく、もう私は帰って寝るわよ?」
「…ええ、そうね…人間は、基本的に夜眠るものよね…。」
「レミリア様…。」