最後に、レミリアが口を開く。
「私はね、ずっと妹の為に、全ての行動を選択してきた。
 貴方達とフランが、もう少し力を付けて、全員が各個の判断で、
 館と自身をある程度守れるようになったら、私は手を離す。
 その後、私はこの館での最後のファクターに移るつもり。」
「最後の…ですか?」
「そう。実際に生きた咲夜以外の人間を見て、感じて、狩って、見せる。
 人間は夜行性ではないから、私達が夜に表へ出たとしても、
 数が少なすぎてすぐにターゲットが底を尽きてしまう。
 捕食の練習なんて言うと、響きがあまりにも残酷だけど、
 やっている事は、子猫が虫で遊んだりするのと同じ事で、
 フランにはどうしても欠かす事の出来ないファクターなの。
 だから私は、この辺り一体を、霧で多い尽くすつもりよ。」
「霧…日光を遮断するんですか?」
「そう。とっても紅く、濃い霧で。その霧の中で、フランと外に出る。
 私の行動を、暴挙と言う者も多いと思う。土台がヴァンパイアだし。
 それに、咲夜は人間だから、あまり良い気にはなれないでしょう?
 美鈴も、何が理由でも争わないという、素晴らしい信念に反する事になる。
 文句は言わないけれど、パチェだって本当は辛いはずなの…。
 身体が思うように動かないのに、鞭を打ってまで私に尽力してくれている。
 もう、後には戻れないところまで来てしまっているわ。
 2人とも、これが本当に最後の問いよ。良く考えて。
 本当に、私1人の、我侭な意志に賛同してくれるの?」